婚活でハイスペ男性は見つからない?アラフォー女性の決断

婚活でハイスペ男性は見つからない?アラフォー女性の決断

写真はイメージです(以下同)

 仕事を頑張っている女性ほど、婚活では相手にもハイスペックを求めがち。それが失敗原因になっている人も少なくありません。

“個人仲人”として、特にアラフォーのバリキャリ女性の婚活をサポートしてきた「コンパニェーロ」の結婚コンシェルジュ・江原史枝さん。事例をあげてもらいながら、望ましい婚活のあり方を全3回にわたって聞きました。今回は第3回目です。

 3回目は、これまであまり男性に縁のなかった40歳の女性が、婚活をすることによって、柔軟な考え方を身につけられるようになった事例です。

◆スペックだけで選んでも、理想の人がいないと気づく

「40歳のアパレル業界の環奈さん(仮名)は、統括マネージャとして全国を飛び回る有能な女性です。でも忙しすぎて、結婚が後回しになってしまった感があり、さらに出会いが少ないという印象がありました。環奈さんは最初、高スペックな男性を希望して、そういう人たちとお見合いをしていましたが、そのうちに、『ハイスペックでなくてもいろんな人に会ってみよう』とだんだん変わっていきました」(江原さん、以下同)

 お見合いをしているうちに、スペックだけで選んでいても、理想の人がいないと気づいた環奈さん。やがて「高学歴や年収ではなく、今は収入が低いけど、頑張っている人を見たい。人としての在り方を見たい」と、子持ち男性や、年下で収入が彼女よりも低い男性とも見合いするようになったのです。

◆婚活パーティーやワイン会にも参加

「環奈さんは、半年で高スペックにこだわらずに人柄重視と気づいたわけです。私は彼女に、婚活パーティーやワイン会に参加するなど、見合いに留まらず自分からどんどん行ってと、アクティブな婚活を提案しました」

 するとパーティーで出会った男性が「気になる」と環奈さん。柔軟な考え方と行動力がある女性は、チャンスをつかみやすいですね。

 江原さんは、気になる人とつき合うことを勧めますが、環奈さんは「婚活をいつも意識したいから」とコンパニェーロを退所することなく、江原さんとの月一回の面談を強く希望したそうです。

「環奈さんは、ありがたいことに私を心強いカウンセラーと感じているようです。相談するカウンセラーがいるから、安心して婚活できるそうです」

 江原さんは、モチベーションが高い環奈さんの婚活を次のように分析します。

◆仲人と積極的に関わることでモチベーションを維持

「環奈さんは、『1年以内に結婚したい』といったゴールが明確でした。その中で、ある程度、幅広くいろんな人に会っていきました。結婚相談所に身を置いて仲人と積極的に関わることで、婚活を頑張るという気持ちをキープし、結婚相談所以外にも婚活の場を広げていったのです」

 さらにスペック重視から人柄重視へ自らシフトし、その中で本当に自分が一緒にいたい人を考え続けていたことも大きいと評価します。

「『短期間でいろんな人に会ったからこそ、気づきました』と環奈さんが言うように、人は自分と向き合い、経験から自分で気づくと変わる、ということを教えてくれましたね」

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◆個人仲人を探すには?

 ところで、個人で仲人をしているのはどんな人たちなのか、江原さんの例で見てみましょう。

 江原さんが「コンパニェーロ」を始めたのは2017年6月。当初、知人の紹介で、港区にある中堅どころの結婚相談所でスタッフとして半年間働いたことが、仲人としてのキャリアを培うことに繋がりました。

「そこでIBJ(婚活サービスの総合企業)や良縁ネットなど、婚活の仕組みを学んだことがプラスになりました。また、中堅以上の相談所の場合は、スタッフ一人で70人から100人を担当するため、細やかなフォローが不可能とわかり、『会員に寄り添ったフォローをしたい』と個人仲人という方向性が定まりました」。

 会員は紹介制の異業種交流会経由だったり、ホームページから依頼してくる人も。また活動中の会員からの紹介もあるそうです。

 個人仲人を探す場合、「日本結婚相談所連盟」(IBJグループ)や「良縁ネット」など、個人を含む結婚相談所をネットワークしている組織に相談したり、そういうところが開催するイベントに行ってみるのもよいでしょう。数が多すぎて、自分に合う仲人に出会えるかはわかりませんが…。

<取材・文/夏目かをる>

【夏目かをる】

コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆〜恋、のような気分で♪」

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