アジアNo.1の日本人YouTuber「フィッシャーズ」って?年収は億越えか

アジアNo.1の日本人YouTuber「フィッシャーズ」って?年収は億越えか

戦隊もののヒーローのように、7人それぞれに担当カラーがあります(画像:『New Challengers』CDジャケット)

 昨今、YouTuberの勢いはますます盛り上がるばかりで、テレビタレントを凌駕する日も近いのではとささやかれています。そんななかでも、特に無視できない存在が「フィッシャーズ」でしょう。

 フィッシャーズとは、今年2月時点でチャンネル登録者数600万超えの超人気YouTuber。今年1月に発表された「10代女子が選ぶ好きなYouTuberランキング」※では、カリスマYouTuberのヒカキンやはじめしゃちょーらを抑え、第1位に輝きました。

 しかし彼らの影響力は、日本の若者間だけにとどまりません。実は、今や世界的に注目されている存在なのです。今回は、そんなフィッシャーズが何者なのか? そして、その人気の秘密にも迫っていこうと思います。

◆地元の仲間同士で結成して10年

 フィッシャーズは、シルクロード・マサイ・ンダホ・ぺけたん・ダーマ・ザカオ・モトキの7人からなる、UUUM所属の“思い出系ネットパフォーマー集団”。とりわけ、さまざまなアスレチックに挑むシリーズは彼らの代名詞となっています。

 2010年2月、彼らが15歳のときに何となく集まったのが、東京都葛飾区を地元とするこの7人だったそう。そして彼らはこの頃から、自分たちの思い出を残すという目的で、YouTubeへの動画投稿を開始します。当時はまだ、個人が動画を投稿することなど、現在ほど一般的ではありませんでした。

 中学からの付き合いということで、今でも7人は非常に仲がいいよう。青春時代と同じテンションではしゃぐ彼らを見て、微笑ましく思うファンも多いでしょうね。

◆1万人で鬼ごっこ、ギネス世界記録を保持

 フィッシャーズを語る上で、避けては通れないのが「大人数鬼ごっこ」。昨年9月、彼らが大阪の万博記念公園を舞台とした鬼ごっこへの参加者を募ったところ、なんと1万人以上が集まりました。

 当日の模様はもちろん彼らのYouTubeチャンネルで公開されており、1万人以上が広場を一斉に逃げ回るという、カオスな光景が映し出されています。

 この企画でフィッシャーズは、「世界最多人数での鬼ごっこ」として、ギネス世界記録に認定されることに。これを受け、彼らは「俺たちだけじゃ達成できなかった」とコメントしており、ファンへの厚い感謝の思いをあらわにしました。

◆音楽でも活躍し、Mステやロックフェスにも登場

 鬼ごっこでギネス記録を樹立するなど、“いかにも”といったYouTuberらしい活動が目立つフィッシャーズですが、実は本格的な音楽活動も行っています。これまでには配信限定を含むシングル7枚と、オリジナルアルバム2枚を発表してきました。

 音楽という領域に踏み込んだきっかけは、ニコニコ動画を中心に歌い手としても活動するメンバー・ぺけたんと、幼少期からピアノに親しんでいたンダホの2人が熱望したからだったそう。実際、作詞や作曲はこの2人がメインで担当しているようです。

 彼らの音楽への熱意は確かな評価を得ており、すでにフィッシャーズには『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)や、国内有数の大規模ロックフェスである『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』への出演実績も。音楽も片手間ではなく、真剣に取り組んでいるようですね。

◆動画制作を3日以上休んだことがなかった!?

 絶好調に見えるフィッシャーズですが、カメラのないところでは非常にストイック。昨年末まで、なんと動画投稿を3日以上休んだことがなかったといいます。

 多忙を極めていたフィッシャーズは昨年、メンバーが体調不良で次々にダウンしてしまいました。リーダーのシルクロードは足底筋膜炎、疲労骨折、有痛性分裂膝蓋骨(膝蓋骨:しつがいこつが膝の皿が二つ以上に割れたことによる病気)、神経絞扼(こうやく:しめつけられること)症候群と複数の診断を受け、ンダホも突発性難聴に……。

 この事態を重く受け止めたこともあってか、フィッシャーズは昨年の12月24日から今年の1月1日にかけ、7日間の休暇を取ることを発表。ファンからは「もっと休んでもいいんだよ」、「やっと休んでくれて安心した」などと、過密なスケジュールをこなす彼らを気遣うコメントがあふれました。

◆年収は軽く億越えか?

 世界中のYouTubeチャンネルの統計データを閲覧できるサービス「Social Blade」によると、フィッシャーズのチャンネルは日本で最高峰のランクなのだとか。また、年収は4億円にも上るという概算もあります。

 これはあくまで、YouTubeへの動画投稿のみを対象に算出したもの。確実な数値は出ませんが、その他メディアへの出演やグッズの売り上げなどを含めると、億を優に超えていることは間違いないでしょう。

 彼らはまだ、弱冠25歳。7人で分けているとしても、周りの同世代とは比べ物にならないほどの年収を手にしているはずですが、不思議とお金の気配は感じられません。どれだけ売れっ子になっても等身大であり続ける親近感も、彼らが愛される理由の一つなのではないでしょうか。

◆“今年最も視聴された動画クリエイター”でアジア1位に

 フィッシャーズは昨年、大勢の視聴者に支持されたインターネット動画製作者に贈られる「Streamy Awards」のアジア太平洋部門を、日本人として初めて受賞。文字通り、世界的なYouTuberとなったのです。

 これについてリーダーのシルクロードは、「世界中で10億時間も視聴されているYouTubeの中で、自分たちの動画が数多く見られていることを非常に嬉しく思っております。Thank you so much!」とコメント。

 公開された動画には、世界各国の出席者を前にサービス精神たっぷりのスピーチで盛り上げたり、舞台裏ではしゃいでいたりする様子が収められています。

 ――数年前まで、YouTuberは“フリーターのような人たち”というイメージで見られることも多かったですが、今やフィッシャーズは世界規模のエンターテイナーに成長しました。彼らをはじめ、新時代を担うYouTuberから、今後も目が離せません。

※キーボードアプリ「Simeji」による、10代女子2034人を対象にしたアンケート調査「2019年のYouTuber/チャンネルTOP10」

<文/A4studio>

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