在宅勤務で“コロナ破局”…イラついて「サッポロ一番」までケンカの火種に

在宅勤務で“コロナ破局”…イラついて「サッポロ一番」までケンカの火種に

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 新型コロナウィルスの影響で、在宅勤務になった方も多いのではないでしょうか?

 そのため同棲中の彼や、夫と過ごす時間が長くなり、今までにない感情を抱いてしまう事もあるようです。

 今回は、そんな経験をした女性にお話を聞いてみました。

◆彼氏と同棲を始めてラブラブだった

 長野麻美さん(仮名・27歳・会社員)は、付き合って半年になる彼(Nさん・メーカー勤務・26歳)と昨年末から同棲生活を始めました。

「マッチングアプリで知り合ったのですが、出会ってすぐ意気投合して、結婚前提にお付き合いを始めたんです」

 麻美さんが、彼の部屋に転がり込むかたちで2人の暮らしはスタートしました。

「お互い結構仕事が忙しいので、週末はベッタリって感じで…部屋の中を移動する時も手をつないだりしてましたね(笑)」

◆2人とも在宅勤務。なのに彼が食事にクレームをつけた

 そんな中、新型コロナウィルスの感染拡大で麻美さんは在宅勤務をする事になりました。

「帰宅してその報告をNにしたら『実は、僕もなんだよ』って。家でずっと一緒にいられるねってはしゃいでいたんですよ」

 在宅勤務になりしばらくは、自室で仕事するNさんに麻美さんがコーヒーを持っていき、そこからイチャイチャしてしまい仕事が進まないなど、ちょっとした問題はありましたが仲良くやっていた2人。

「ですが、在宅勤務になって10日位経ってこの生活に慣れてきた頃に…私がランチに出したシチューにNが文句を言ってきたんです」

麻美さんは平日、カレーやポトフ、シチューなどをまとめて作っておいて、何度も温め直して彼にも出していたのですが…。

「ずっと我慢してたけど、もう飽きたから違うものが食べたい。3食全部違うメニューにしてって言うんですよ。でも私だって仕事があるし、文句があるなら自分で作ればって言ったら、ものスゴく感じ悪く『そうする』って部屋にこもってましたね」

◆険悪になり顔を合わせただけで舌打ちされた

 翌日、ポトフとチーズトーストで朝食を取る麻美さんの横で、サッポロ一番塩味を小鍋で煮て卵を落とし食べるNさん。

「朝からインスタントラーメン?と思いましたが、あまりうるさく言ってケンカになるのが嫌だったので黙っていました。でも、栄養面が気になったので、つい『冷蔵庫にネギがあるよ。入れたら美味しいんじゃない?』と言ってしまったんです」

 するとNさんはため息をつき、麻美さんを無視しながら食べ進めて完食すると「そんな事してる間に冷めるだろ?サッポロ一番は温度が大事なんだよ!具は卵だけっていうのが、僕が子供の頃から作り続けてきた答えなんだ」と声を荒げたそう。

「こだわりがあるのは別にいいんですが、ラーメン作るのに使った鍋もどんぶりも箸もシンクに置きっぱなしになっていて…これ、私に洗えっていうの?とイラッとしました」

 今まで一緒に真美さんの料理を食べていた時は、何も気にならずNさんの分の洗い物もしていましたが…。

「そこから、色々気になるようになってしまって。ポットでお茶を入れようとしたらお湯が無くなっていて“何でNは、自分がお湯を使い切った後で沸かしておいてくれないんだろう?”とか、彼が自分の分だけシュークリームを買ってきたりとか」

 じょじょに会話がなくなってきた2人。

「極め付けはこの間、私がキッチンにお菓子を取りに行ったら、偶然カップラーメンにお湯を注いでいたNが私の姿を見て舌打ちしたんですよ。もう一緒にいる意味ないよねって思いました」

◆別れ話の後は友達のように仲良く過ごせている

「出歩くのが好きなNは、ストレスがたまってイライラしているんだと思う。でも、もう結婚するのはちょっと無理かな?」と麻美さんは感じていました。

「こんな不安な時こそ仲良くしたかったに…私がNの言う事を聞いて我慢しながら、3食違う料理を出せばよかったのかな?とたまに考えちゃいますが、やっぱり続かないと思うので」

 するとある夜にNさんから「コロナが落ち着いたら別れよう」と同棲解消を提案された麻美さん。

◆別れたあとは逆に仲良くなった

「私もNに気を使うのに疲れていたので、分かったと返事をしました。Nは『でも、こんな時に引っ越すのは…新しい部屋を見に行ったり、引っ越し屋さんが何人もくるのもちょっと心配だから、このままジッと耐えていようね』と言ってくれました」

 別れると決まってからは、肩の力が抜けて友達のように仲良く過ごしているそう。

「でも復縁する気はないですけどね。またマッチングアプリに登録したので、密かに次の相手を探しています」

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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