“閑散”成田空港T1の「救世主」なるか? LCCピーチ T3から出戻り移転 利便性も向上

“閑散”成田空港T1の「救世主」なるか? LCCピーチ T3から出戻り移転 利便性も向上

成田空港を出発するMM541便を見送るピーチの森健明CEOとCA(2020年10月25日、乗りものニュース編集部撮影)。

コロナ禍で半年程閉鎖されていた成田空港の第1ターミナルの国内線エリアが再稼働します。きっかけは、LCCのピーチが発着ターミナルを、第3から1年ぶりに第1へ再移転したことです。その初日を取材しました。

バニラエアとの合併でT3に一時移転

 LCC(格安航空会社)のピーチが2020年10月25日(日)より、成田空港での発着ターミナルを、国内のLCCが多く発着する第3から、ANA(全日空)などが乗り入れる第1に移転しました。

 同社は成田空港乗り入れ時から長いあいだ第1ターミナルを使用。その後2019年10月27日にLCCのバニラエアと合併したことにともなって、一旦第3ターミナルからの発着としていました。つまり今回、第1ターミナルへ1年ぶりに「出戻った」形になります。

 同社によると、この移転によって成田空港駅から直結でチェックインカウンターまで行き来できることから、利便性の向上が期待できるとのこと。また、入居する店舗数も第1の方が充実しています。なお、第3の場合は、空港第2ビル駅から一旦第2ターミナルの外に出て、そこからバスか徒歩で移動する必要がありました。

ピーチT1出戻りでどんな効果が期待できる?

 国内線チェックインカウンターは「南ウイング1階」、国際線チェックインカウンターは、「北ウイング4階」を使用します。

 なお、成田空港の第1ターミナルの国内線チェックインカウンターは、4月20日から新型コロナウイルスに端を発する航空需要減退の影響をうけ一時的に閉鎖。ピーチの再移転で、約半年ぶりの本稼働となります。また、国際線が多く乗り入れているものの、コロナ禍で依然、減便や運休が続いている第1ターミナルの活性化も期待できるでしょう。

「ピーチは成田からの国内線、国際線の両方でこれから便数を増やす予定ですが、第3ターミナルでは、拡張をもってしても対応が難しい可能性があったことが、今回の移転の決め手となりました。これからは成田発の新路線の開設なども検討中です。本日から始まる2020年の冬ダイヤは、生き残りをかけた重要な時期と考えています。地域と地域を架け橋で結び、しっかり乗り切りたいと考えています」(ピーチ 森 健明CEO)

 なお、就航初日となる10月25日は、成田発奄美大島行きのMM541便でイベントも実施され、森CEOや同社のCA(客室乗務員)などが出発便の見送りを行っています。

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