「揺れないフライト」実現 一歩前進? JAL&ウェザーニューズ構築の新たな仕組みとは

「揺れないフライト」実現 一歩前進? JAL&ウェザーニューズ構築の新たな仕組みとは

JALの飛行機(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

飛行機酔いが遠い過去のハナシになるかも。

 JAL(日本航空)と民間気象情報会社ウェザーニューズは、2020年12月22日(火)、航空機の揺れによる乗客、CA(客室乗務員)への影響を未然に防ぐための仕組みを共同で構築したと発表しました。この仕組みは、国内初の技術も採用されています。

 JALによると、現在、乱気流に遭遇した航空機のパイロットは、揺れが収まり十分に安全が確保された後に、手動によるデータ通信や無線によって揺れ情報を地上に報告するため、乱気流に遭遇してから地上に揺れ情報が報告されるまでに、時間差が発生していたとのこと。

 今回の取り組みでは、ボーイング767型機の一部、およびボーイング737型機全機のコンピュータに、揺れをリアルタイムに地上に報告できるシステム「EDR計算アルゴリズム」を搭載します。また、この情報を即時に運航中の航空機へ、リアルタイムに自動通知するシステムも導入しています。

 このことで、出発前のパイロットは従来の揺れ情報にくわえ、「EDR計算アルゴリズム」の揺れ情報も用いることができ、そのルートを通過する後続機が、より安全な運航を提供するための検討が可能となるとしています。

 この新方式は2021年1月から連携開始予定で、これにより、通知を受けた後続の機体のパイロットは、シートベルト着用のサイン、機内食提供のタイミングの変更、揺れを避けた飛行高度の変更などの安全対策をより早く実施することができるとのことです。

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