桜を撮ろうと… 問われる駅での撮影マナー ホームドアあっても絶対安全ではない

桜を撮ろうと… 問われる駅での撮影マナー ホームドアあっても絶対安全ではない

ホームドアのある駅に進入する列車。写真はイメージ(画像:Photock)。

桜の名所である目黒川河畔は春、多くの人が訪れます。その川の上に架かる中目黒駅からも桜が見られ、ホーム上にもカメラを構える人が多くいます。しかし中にはホームドアから手を出し撮影する人も。言うまでもなく大変危険な行為です。

発車時ホームドア付近に人がいると、安全確認の妨げになる

 東京の目黒川河畔は桜の名所であり、特に3月下旬からは花見客でにぎわいます。東急東横線と東京メトロ日比谷線が乗り入れる中目黒駅(東京都目黒区)は、ホームの渋谷寄りがこの目黒川の上に架かっています。

 この時期、同駅ではホーム上から桜の写真を撮影しようと、利用者がスマートフォンなどを構える姿がよく見られます。同駅はホームドアが完備されていますが、中にはドアから身を乗り出したり、手を出したりして撮影する人も見受けられます。

 このような行為は特に列車が駅に進入している時は危険であり、列車がホームドアに接近している人に警笛を鳴らしたり、警備員らが大声で注意したりすることもあるようです。

 どう危険なのかは言うまでもありませんが、ホームドアがあっても絶対安全ではありません。走る列車からは列車風が生じます。ホームドアに近づきすぎていれば、風でよろけたり、はずみで他人へぶつかったりすることも考えられます。

 停止していた列車が発進する時も注意が必要です。車掌や駅係員はこの時、列車に接近している人がいないかやドアが確実に閉まったかを目で確認します。ホームドア付近に人がいれば、安全確認の妨げにもなってしまうのです。またホームドアによっては、ドアが閉まった後に線路側に接近している“障害物”を検知すると警告を発するものもあります。こうなれば、安全確認が済むまで列車は動かせず、遅延の原因になります。

 ホームドアをよく見ると、利用者向けの注意書きがあります。東急電鉄はウェブサイトでもホームドアについて周知しており、ドアから身を乗り出さないことや物を立てかけないことなどを呼びかけています。

 写真撮影時はついスマートフォンなどの画面に夢中になりがちですが、駅ホーム上という場所を考え、列車の安全運行を妨げることの無いよう周囲に気を配りたいものです。

写真撮影する駅利用者と警笛を鳴らしながら進入する電車

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