台湾の脱線事故 JR九州「白いかもめ」「白いソニック」の兄弟車両

台湾東部で特急列車が脱線 電車は日本製でJR九州の885系電車の兄弟車両

記事まとめ

  • 台湾東部で「太魯閣(タロコ)号」と呼ばれる特急列車が脱線する事故が起きた
  • 自動車と衝突したとみられる「太魯閣号」の電車は日本製でJR九州885系電車の兄弟車両
  • 乗り心地の悪化を抑えつつ、カーブを高速で通過できる振り子装置を搭載している

台湾の脱線事故 JR九州「白いかもめ」「白いソニック」の兄弟車両

台湾の脱線事故 JR九州「白いかもめ」「白いソニック」の兄弟車両

台鉄TEMU1000型「太魯閣号」(恵 知仁撮影)。

台湾東部で「太魯閣(タロコ)号」と呼ばれる特急列車が脱線。自動車と衝突したとみられます。この「太魯閣号」の電車は日本製で、JR九州885系電車の兄弟です。

カーブを高速で通過できる振り子式車両

 台湾で2021年4月2日(金)、「太魯閣(タロコ)号」と呼ばれる特急列車が脱線する事故が発生しました。工事作業用の自動車が列車と衝突したとみられ、多くの死傷者が出ている可能性があります。

 この「太魯閣号」に使われているTEMU1000型電車は、日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製造された日本製の車両。JR九州の特急「かもめ」「ソニック」で使用されている885系特急形電車の兄弟車両といえるものです。885系と同様に、車体を傾けることで乗り心地の悪化を抑えつつ、カーブを高速で通過できる振り子装置を搭載しています。

 2007(平成19)年から営業運転を開始したTEMU1000型電車による「太魯閣号」は、台北方面と台湾東部の花蓮方面を連絡。営業最高速度は130km/hです。以前の列車に比べ、3割ほどの所要時間短縮を実現しています。

 なお「太魯閣」の名は、沿線の太魯閣国家公園(太魯閣渓谷)などが由来です。なお台湾の在来線特急では、このほかにも日本製車両が存在。日本車輌製造製のTEMU2000型電車を使う「普悠瑪(プユマ)号」が走っています。

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