熱海 土石流災害 1000人体制の救助活動をフォトレポート 雨によりなおも難航続く

熱海 土石流災害 1000人体制の救助活動をフォトレポート 雨によりなおも難航続く

熱海市の土石流現場にて。上流を警戒する隊員(2021年7月4日、武若雅哉撮影)。

2021年7月3日、静岡県熱海市で発生した土石流災害は、自衛隊、警察、消防など合わせて約1000人が行方不明者の捜索・救助活動に当たるも、翌4日になっても降り続く雨のため難航しています。その最新の様子をレポート。

海までのおよそ2kmにわたる土石流が発生

 2021年7月3日午前10時30分ころ、静岡県熱海市にある伊豆山付近で大規模な土石流が発生しました。これにより少なくとも約130棟の建物が被害を受け、4日正午現在、約20人の安否が不明とのことです。

 7月3日午後0時30分、静岡県知事から要請を受けた陸上自衛隊第34普通科連隊(板妻駐屯地)のファストフォース(初動部隊)隊員約30人が、被災地である熱海市に向けて前進を開始。現場に到着したファストフォースの隊員は、被災地の状況をくまなく偵察し、主要な場所ではスマート・テレキャスター(スマテレ)を用いて、市ヶ谷駐屯地へリアルタイムで映像を伝送していました。

 同日の夕方には第34普通科連隊の主力部隊となる第2中隊と重迫撃砲中隊、第1戦車大隊(駒門駐屯地)、第1施設大隊(朝霞駐屯地)、中央即応連隊(宇都宮駐屯地)などの部隊が続々と被災地に到着。翌朝からの捜索・救助活動の準備を進めていましたが、夜になっても被災地の空は厚い雲に覆われ、断続的に雨が降り続ける状況のままでした。

降り続く雨のため中断も

 7月4日早朝、集結地から被災地へ出発した各部隊は、午前6時過ぎに現場へ到着。胴長を着用した隊員が行方不明者の捜索を開始するとともに、周囲の家屋一軒一軒に声を掛け、屋内に留まっている住民がいないか確認作業を続けました。

 その後、航空自衛隊入間基地の隊員も現場に到着。ドローンを飛行させて上空から被災地の様子を偵察するとともに、行方不明者捜索のための警備犬も現場で準備を進めていました。

 4日午前10時前、土砂災害の危険性が高まったとして、現場にいた全隊員のスマートフォンがエリアメールを受信。このメールを受信したことによって捜索活動は一時中断され、同午後0時30分現在も捜索活動は見合わせているということです。

 警察・消防・自衛隊合わせ約1000人体制で行われている捜索・救助活動ですが、7月5日まで雨予報が出ていることから難航が予想されます。

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