アメリカ空軍 C-130輸送機の水陸両用仕様を開発中 2022年中に実機完成へ

アメリカ空軍 C-130輸送機の水陸両用仕様を開発中 2022年中に実機完成へ

アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)が計画するMC-130J特殊作戦機の水陸両用仕様のイメージCG(画像:アメリカ空軍)。

日本のUS-2飛行艇のライバル?

地球表面の7割を占める海での運用を想定

 アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC:Air Force Special Operations Command)は2021年9月14日(火)、MC-130J特殊作戦機の水陸両用仕様、いわゆる水上機モデルを製作しテストする計画を立てていることを明らかにしました。

 AFSOCによると、MC-130Jの原型となったC-130J輸送機は多用途性に優れており、北極圏の荒野や空母への着艦も可能な性能を有するものの、それでも地球の表面積の71%を占める水面には降りることができないといいます。アメリカの国家戦略において沿岸エリアが重要性を増しつつあるなか、軍の遠征能力を拡充するために新たなアプローチ手段として研究を進めているとのこと。

 AFSOCにおいて科学・システム・技術・イノベーション部門の副チーフを務めるジョシュ・トランサム空軍大佐によると「(MC-130Jに)水陸両用機能が付与されることで、空軍での侵入・浸透・要員回収のための配置や、アクセス性などに関する運用の幅がより一層広がるほか、将来戦や紛争などにおいて強化された兵站支援能力を現場に提供できるようになる」そうです。

 これに関連して9月20日(月)には、AFSOC司令官のジェームス・C・スライフ空軍中将が記者団に対して、2022年12月末までにデモンストレーションを行う計画であることを明言しています。

 すでにAFSOCは、民間企業と協力してMC-130J用の取り外し可能な水陸両用フロートの試作品を開発しているそうで、もしMC-130J「コマンド―II」水陸両用機が運用可能になれば、空軍だけでなくアメリカ全軍がその恩恵を受けることになるとしています。

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