予告なく定期運行終了 JR東日本新潟地区の「E127系」 ファンが考える次の行先とは?

予告なく定期運行終了 JR東日本新潟地区の「E127系」 ファンが考える次の行先とは?

2022年3月のダイヤ改正で定期運行を終了したJR東日本のE127系0代(画像:写真AC)。

JR東日本新潟車両センターに所属するE127系0代が、115系とともに定期運行を終了しました。事前に告知されずに終了したため鉄道愛好家を驚かせましたが、別の路線で走るのではないかとの噂もあります。

165系の取り替えで登場したワンマン対応のロングシート車

 2022年3月12日(土)のダイヤ改正で、JR東日本の新潟車両センター(新潟市東区)に所属するE127系0代が定期運行を終了。長岡車両センター(新潟県長岡市)へと回送されました。これは、2014(平成26)年より製造されているE129系電車がことし2月と3月に増備されたことで余剰となったためです。予告なく定期運行を終了したことで、鉄道愛好家からは驚きの声が上がっています。

 E127系0代は、普通列車に使用していた急行形電車の165系を取り替えるため、1995(平成7)年3月から翌年11月にかけて2両編成13本(26両)が製造されました。片側3ドアでロングシートの一般形直流電車、ワンマン運転にも対応した車両で、車内には整理券発行器や運賃箱などを設置し、車体側面の上部にはスピーカーが取り付けられています。車体の帯色は濃淡のグリーンで、新潟地区の115系(二次新潟色)に合わせたものです。

 2両編成としてだけでなく、輸送量にあわせて編成を連結して4両編成や6両編成で信越本線の新潟〜長岡間、白新線、羽越本線の新発田〜村上間、越後線の吉田〜新潟間で使用されました。

 2008(平成20)年に1本が廃車となり、2015(平成27)年には10本がえちごトキめき鉄道に譲渡されたため、JRのE127系0代はわずか2本のみに。運用区間も弥彦線と越後線吉田〜新潟間のみ縮小されました。

 定期運用を終えたE127系0代ですが、鉄道愛好家のあいだでは別の路線で使われるのではないかとの話もあります。

“転勤先”と考えられるのは?

 別の路線とは、神奈川県の尻手駅と浜川崎駅とのあいだでワンマン運転を行っている南武支線(南武線浜川崎支線)です。

 現在、南武支線では205系1000代が使われています。この車両は、1985(昭和60)年に山手線に投入された205系の電動車と、1989(平成元)年に京浜東北・根岸線に投入された205系の電動車をそれぞれ先頭車化改造したもので、2両編成3本が鎌倉車両センター中原支所(旧・中原電車区)に所属しています。

 すでに製造から30年以上が経過しており、取り替え時期がきてもおかしくはありません。E127系0代はドアの数こそ違いますが、205系1000代と同じ2両編成のワンマン対応車ですので条件は揃っています。

 しかしE127系0代は2本だけ。すべての205系1000代を取り替えるわけにはいきませんが、南武支線では平日の朝に最大2本を使用するだけなので、E127系0代をメインで使用して、205系1000代1本を予備の編成にするということも考えられます。

 この件に関して、JR東日本は「先のことはお答えできません」と回答しましたが、鉄道愛好家の読みが当たるかどうか、気になるところです。

※一部修正しました(3月20日9時40分)。

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