高速「休日割引ナシ」で渋滞緩和する? お盆/年末年始も適用除外 示された“効果”

高速「休日割引ナシ」で渋滞緩和する? お盆/年末年始も適用除外 示された“効果”

GWは混雑抑制の観点から休日割引だけでなくETC乗り放題プランも適用されない(画像:写真AC)。

2022年はゴールデンウイークのみならず、この先のお盆、年末年始も高速道路の休日割引の適用除外が決まっています。これが、渋滞緩和に一定程度の効果があるのではないか、とするデータが示されました。

繁忙期の休日割引ナシ 渋滞緩和に?

 2022年のゴールデンウイークは高速道路の休日割引が適用されません。ETCで通行する軽自動車等および普通車について、地方部の高速道路料金などを3割引にする制度ですが、今年はこの先、お盆と年末年始期間の適用除外もあらかじめ決まっています。

「繁忙期を中心に激しい渋滞が発生している状況や、観光需要を平準化する取組みも進められている状況を踏まえ、(繁忙期は)休日割引を適用しないことについて検討する必要がある」。このような指摘が国の委員会でなされたことから、NEXCOなどの事業者は国土交通省からの依頼を受け適用除外としています。「渋滞を助長する」などの意見もあり、制度そのものの見直しも検討されている状況です。

 では、休日割引をしないことで渋滞緩和につながるのか。その参考となるデータがNEXCO3社から提示されています。

 休日割引を適用しなかった2021年度の年末年始期間中、正月3が日に発生した10km以上の渋滞回数は69回。コロナ前で休日割引が適用されていた2019年度は92回で、23回の減少になったとのこと。

 正月3が日は年末年始期間のなかでも特に、Uターンラッシュと行楽が重なり混雑するといわれます。2019年度は1月4日と5日が土日だったため分散しましたが、2021年度は2日と3日に交通が集中しています。それでも渋滞回数が減少したのです。

 ただし、2021年度の年末年始は2019年度と比べると全体の交通量が92%ほど(全国の代表的な40区間の平均)に減っているほか、12月28日〜30日は、むしろ2019年度より10km以上の渋滞回数が増えています。

 NEXCO東日本によると、「天候、コロナによる影響、曜日配列等の複数要因が考えられますが、(年始の渋滞が減ったのは)休日割引を適用しなかったことによる効果も一定程度あったものと推測しています」とのこと。今後のお盆や年末年始のデータも検証が必要でしょう。

 なお、2023年度の休日割引の適用除外については、まだ決まっていません。

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