ANA巨大機A380「オレンジウミガメ」の3号機、3か月ぶりに空へ 乗客ゼロで30分飛行…なぜ?

ANA巨大機A380「オレンジウミガメ」の3号機、3か月ぶりに空へ 乗客ゼロで30分飛行…なぜ?

ANAのA380の3号機(乗りものニュース編集部撮影)。

お客さんとして乗れるのは、もう少し先になりそうです。

2022年2月以来

 ANA(全日空)が保有する超大型機エアバスA380「フライングホヌ(空飛ぶウミガメの意味)」の3号機、機体番号「JA383A」が2022年5月14日の13時頃、成田空港を離陸しました。同機のフライトは2月5日以来3か月ぶりで、日本の空港を離陸したのは今回が2回目。ただし、このフライトの乗客はいません。また、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、千葉県上空を30分程度フライトしたのみで、成田空港に戻ったと記録されています。

 ANAではA380を成田〜ホノルル線の専用機として3機保有。それぞれ異なるカラーリングで、ハワイで神聖な生き物とされる「ホヌ(HONU。ウミガメの意味)」の特別塗装を施しています。

 ハワイの「空」をイメージした「ANAブルー」のカラーリングを持つ1号機(JA381A)は2019年5月就航、ハワイの「海」をイメージした「エメラルドグリーン」のカラーリングを持つ2号機(JA382A)は2019年6月に就航。そしてハワイの「夕陽」をイメージした「サンセットオレンジ」のカラーリングを持つこの3号機は、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、当初の計画より1年半遅れた2021年10月に日本に到着しました。

 今回のフライトは、整備作業の一環で実施されたものです。航空会社の旅客機は、一定時期飛行しない状態が続くと、復帰までに長い時間を要する大きな整備作業を行う必要が出てくるといいます。地上での整備作業に加え、こういった整備フライトにより、長時間を要する整備作業の工数を抑えつつ、必要に応じていつでも安全性の高い飛行ができる体制を整えているとのことです。

 なお、ANAでは2022年7月より、約2年4か月ぶりにA380をホノルル線に再び継続的に投入する方針を発表しています。ただ3号機の投入は延期とされ「再投入予定は、状況が改善次第お知らせする」とのこと。同機が旅客を初めて乗せる日は、もう少し先になりそうです。

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