NATOの相互運用性向上へ ドイツ連邦軍 次世代大型ヘリにCH-47F「チヌーク」を採用

NATOの相互運用性向上へ ドイツ連邦軍 次世代大型ヘリにCH-47F「チヌーク」を採用

ドイツ連邦軍のSTH計画に提案中のボーイング製CH-47「チヌーク」輸送ヘリコプター(画像:エアバス)。

エアバスとボーイングが歴史的タッグ組んだ成果かも。

「チヌーク」ユーザーにドイツも仲間入り

 ドイツ国防省は2022年6月1日(水)、新たな輸送ヘリコプターとしてCH-47F「チヌーク」の採用を決めたことを明らかにしました。

 ドイツ連邦軍では従来、大型の輸送ヘリコプターとしてCH-53G「シースタリオン」を運用していました。しかし老朽化が進んでいたことから、それに代わる新型機を調達することを決定、「STH(Schwerer Transport Hubschrauber、重輸送ヘリコプター)」プロジェクトという計画名で、ロッキード・マーティン子会社のシコルスキーが提案するCH-53K「キングスタリオン」と、ボーイングが提案するCH-47「チヌーク」を比較検討していました。

 2機種を長所や短所、運用上のリスクなど様々な観点から検討した結果、ボーイングが提案していたCH-47Fに決めたとのこと。発表によると、国防省は2030年までにCH-47Fを60機調達するそうで、2026年から更新を始める予定としています。

 CH-47「チヌーク」シリーズは世界20か国以上で導入されており、NATO(北大西洋条約機構)域内に限ってもアメリカを筆頭に、イギリス、イタリア、スペイン、オランダ、ギリシャ、トルコ、カナダなどで使用されています。

 ドイツ国防省によると、CH-47を導入することで、密接な協力関係にあるオランダを始めとして輸送ヘリコプターに関する相互運用性の向上を図ることができるとしており、自国向けのCH-47Fもオランダ向けの機体と同様に空中給油装置を標準で装備したモデルにするそうです。

 今回の決定に関して、国防省トップであるクリスティーン・ランブレヒト大臣は「このモデル(CH-47F)の導入により、我々はヨーロッパにおける協力態勢を強化することができるほか、大きくより柔軟な航空機運用を得ることが可能になる」と述べています。

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