銀座線の列車がなぜ「荻窪」へ? 丸ノ内線を走るのはどんなとき? いろいろあるケース

銀座線の列車がなぜ「荻窪」へ? 丸ノ内線を走るのはどんなとき? いろいろあるケース

丸ノ内線の東高円寺駅を通過する銀座線1000系電車(乗りものニュース編集部撮影)。

東京メトロ丸ノ内線を銀座線の列車が走行−−そうした機会は意外と少なくありません。よく行われるのは車庫への回送ですが、それだけではないようです。

銀座線の列車が丸ノ内線「荻窪方面」へ

 2022年6月のある日、東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅で列車を待っていると、銀座線の黄色い列車が荻窪方面へ走っていきました。

……え、荻窪方面? なぜでしょうか。

 赤坂見附駅付近の連絡線を通じて、銀座線の列車が丸ノ内線へ入ってくることは比較的知られています。主には、中野坂上〜方南町間の支線上にある中野車両基地(中野富士見町駅近く)でメンテナンスを受けるためです。

 しかし今回、銀座線の列車が走っていたのは東高円寺ですから、車両基地のある支線上ではありません。

 理由を東京メトロに聞いてみると、「試運転」との答えが返ってきました。「その列車は、中野富士見町から荻窪まで行ったあと折り返して、中野富士見町へ戻っていますね」とのこと。

 つまり、車両基地から出て車両基地へ戻るという、車両検査の一環で実施した試運転の途中だったというわけです。

 このように、銀座線の列車が丸ノ内線を走るのは、中野車両基地を発着する回送だけでなく、それ以外の区間も走るケースもあるとのこと。茗荷谷にある小石川車両基地へ回送することもあれば、過去には銀座線の列車を使い、丸ノ内線の荻窪駅から銀座線の浅草駅まで直通する隅田川花火大会の臨時列車も仕立てられたこともありました。

 ほかにも、千代田線と有楽町線、有楽町線と南北線などを結ぶ連絡線があり、回送列車のほか、まれに営業列車も運行されています。ただし、丸ノ内線の列車が銀座線へ乗り入れることは、車両規格の関係からできません。

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