米航空サービス企業ブリストウ 物流用にハイブリッドVTOL「シャパラル」100機を注文

米航空サービス企業ブリストウ 物流用にハイブリッドVTOL「シャパラル」100機を注文

ブリストウ・グループが運用する「シャパラル」のイメージCG(画像:ブリストウ)。

プロトタイプは2019年に初飛行しているそう。

すでに様々な企業から900機をオーダー済み

 アメリカで航空サービス事業を展開するブリストウ・グループ(テキサス州ヒューストン)は2022年7月13日、カリフォルニア州でVTOL(垂直離着陸)タイプの無人航空貨物システムを開発しているエルロイ・エアと、「シャパラル(Chaparral)」VTOL貨物機100機の注文に関する基本合意書(LOI)に署名したと発表しました。

「シャパラル」は電動パワートレインで飛行する、いわゆる「hVTOL(ハイブリッド電気垂直離着陸)」と呼ばれるタイプの無人機で、300マイル(約482km)の範囲に300ポンド(約136kg)から500ポンド(約226kg)の貨物を輸送できるといいます。

 機体は炭素複合材をメインに構成され、離着陸は上向きに装備した8つのリフトローターで行い、巡航飛行は前方に向けて取り付けられている4つの推進ローターで行う構造とのこと。貨物は、機体下部に吊り下げられるポッド内部に積み込まれる形で、離着陸とポッドの着脱は縦横50フィート(約15.25m)ある広場で自律的に行うことが可能だそうです。

 なお、「シャパラル」の飛行は、基本的にはコンピューター制御による自律飛行ですが、民間航空局が要望した場合は、遠隔操縦も行えるとしています。

 エルロイ・エアは、この「シャパラル」を今年(2022年)1月に発表していますが、メサ航空を始めとして、様々な企業からすでに約900機を受注しており、なかには人道支援用も含まれているそう。

 ブリストウ・グループによると、「シャパラル」を導入することで、既存および新たに整備される空港インフラに頼ることなく、都市部などでの航空貨物需要を満たすことが可能になるとしています。

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