シカ遭遇急増で列車ボロボロ…急ブレーキ防止に異例の「減速ダイヤ」実施へ JR北海道

シカ遭遇急増で列車ボロボロ…急ブレーキ防止に異例の「減速ダイヤ」実施へ JR北海道

キハ54形気動車(画像:写真AC)。

「キキキキーッ!!」←これで車輪にダメージが蓄積しています。

JR北海道苦渋の決断

 JR北海道は2022年11月28日(月)、走行中の列車がシカなどの動物に遭遇した時にダメージを抑えるため、今冬のあいだ、一部線区で夕方以降「減速運転」を行うと発表しました。

 対象となるのは、花咲線(根室本線 釧路~根室)6便と釧網本線の深夜1便。減速運転にともなうダイヤ変更で、到着時刻に最大16分の後ろ倒しが発生するとのことです。

 JR北海道が頭を悩ませているのは、シカ遭遇時に衝突を避けるため行う急ブレーキで、線路との摩擦により車輪へダメージが生じることです。 

 車輪傷は基準を超えてひどくなると、修繕が必須となります。しかし、1日最大2両しか修繕できないのに、次から次へと要修繕車が発生し、追い付いていません。10~11月には走れる車両が足りなくなり、計94本の運休が発生しています。

 そのため、急ブレーキで車輪を傷めることが最小限で済むよう、見通しが悪くなる夜間帯を中心に最初からスピードを落とすことにしたといいます。

 減速運転は、来年3月いっぱいまで行われる予定です。

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