湘南は渋滞 緊急事態宣言後の週末 交通量減も地域で差 首都圏は一番減ってない?

湘南は渋滞 緊急事態宣言後の週末 交通量減も地域で差 首都圏は一番減ってない?

江ノ電と並走する湘南の国道134号。政府の緊急事態宣言後の週末も渋滞が発生したという(画像:写真AC)。

新型コロナウイルス流行を受けた政府の緊急事態宣言が発出されてから最初の週末、外出自粛要請のなか、関東の観光地では渋滞も見られ、さらなる自粛が呼びかけられています。高速道路の交通量は、首都圏が最も減っていないようです。

「湘南にクルマで来ないで」神奈川県知事が呼びかけ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け2020年4月7日(火)、政府が7都府県を対象に緊急事態宣言を発出し、外出の自粛が要請されています。しかし、宣言発出から初めての週末になった4月11日(土)と12日(日)も、観光地によっては多くの人が訪れていたようです。

 そのひとつが神奈川県の湘南地域で、黒岩祐治 神奈川県知事は4月15日(水)の定例会見にて、「週末にどっと人が押し寄せ、海沿いの国道で大渋滞が発生し、地元で困惑が広がっている」と述べました。地元からの要請もあり、神奈川県は鎌倉や逗子、藤沢、三浦などの県営駐車場について、閉鎖などの利用制限措置を講じています。

 栃木県の、日光東照宮をはじめとするユネスコの世界文化遺産に登録された「二社一寺」は、4月14日(火)から22日(水)まで、すべての拝観を停止しています。出控えの動きのなかで参拝者数は大幅に減ってはいたものの、10日(金)に栃木県から県内全域での外出自粛要請が出されたこと、また、4月11日(土)と12日(日)にも、県外から多くの参拝者が見られたことから、異例の措置に踏み切ったと複数のメディアで報じられています。

 では、緊急事態宣言後の交通量はどれほど変化が見られるのでしょうか。国土交通省が、2020年2月以降における、全国および主要都市圏の高速道路の交通量データを4月15日(水)に公表しています。

緊急事態宣言後の交通量 首都圏が最も減ってない?

 これによると、NEXCO3社および本四高速、首都高、阪神高速とも、4月5日(日)から11日(土)の交通量は、対前年比で8割以下、小型車(軽自動車や普通車など)に限ると、NEXCO3社および本四高速では7割以下まで減っています。

 そして4月11日(土)と12日(日)は、業務の車両も減ったためか、交通量もさらに大幅減となりました。ただ都市圏別では、交通量の減少度合いに差が見られます。

 国土交通省は4月6日(月)以降の日ごとの交通量データを、「首都圏」「中京圏」「阪神圏」「福岡圏」の4つに分けて公表しています。いずれも4月12日(日)が前年と比べて最も交通量が落ち込み、小型車では福岡圏が最も減少、グラフで見る限り35%を下回っています。次いで阪神圏が30%台後半、そして首都圏と、緊急事態宣言の対象外だった中京圏が、ともに40%台前半です。なお4月16日(木)の夜、緊急事態宣言の対象は全国に拡大されました。

 ちなみに前日の4月11日(土)を含め、4月8日(水)から14日(火)における小型車の交通量は、13日(月)を除き首都圏が最も多くなっています。

 前出の黒岩祐治 神奈川県知事は4月15日(水)の会見で、「ドライブするだけであっても、休憩できる場所や買い物できる場所は限られており、そういうところに多くの人が押し寄せ、感染が拡大する恐れがある」と話しました。そのうえで、改めて外出自粛を強く要請し、特に「県をまたいでの往来は当面自粛を」と呼び掛けています。

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