おうちで観よう「総火演2020」その規模や演習内容は? 19式装輪自走砲も登場

おうちで観よう「総火演2020」その規模や演習内容は? 19式装輪自走砲も登場

10式戦車の実弾射撃。2020年の「総火演」は規模縮小のうえ、部隊を限定して実施される(2019年8月柘植優介撮影)。

新型コロナの影響で公開演習が中止になった2020年の「総火演」は、演習に参加する部隊の規模も縮小したうえで限定実施、一般にはネット生配信で公開という形をとります。どんな演習内容なのか、陸上幕僚監部広報室に聞きました。

2020年の「総火演」は規模縮小のうえ実施

 陸上自衛隊は2020年5月14日(金)、「令和2年度富士総合火力演習(そうかえん)」について、5月23日(土)に「陸上自衛隊広報チャンネル【YouTube】」においてライブ映像配信することを発表しました。

「富士総合火力演習」、いわゆる「総火演」は、富士山のふもとに広がる静岡県の東富士演習場で実施されますが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ観点から今回、都道府県をまたいだ部隊の移動は行わないという方針です。そのため参加部隊は、静岡県小山町および御殿場市にある各駐屯地の所在部隊と、神奈川県座間市にある座間駐屯地の部隊のみで行うそうです。

 どのような内容になるのか、陸上幕僚監部広報室に聞いたところ、演習自体の規模が縮小され、海上自衛隊や航空自衛隊、および陸上自衛隊の航空科部隊は参加しないとのことです。

 具体的には、地上部隊のみで実施し、演習規模は人員約1800名、参加する戦車や装甲車は約30両、各種火砲は約40門とのことでした。

 参考までに、2019年に行われた「令和元年度富士総合火力演習」では、人員数約2400名、戦車や装甲車が約80両、各種火砲は約60門だったため、3分の2から半分程度に規模が縮小されています。

ヘリコプターや水陸両用車は参加せず

 陸上幕僚監部広報室の話では、前述したように、今回の「総火演」は近傍部隊のみで実施するため、水陸両用車(AAV-7)や各種ヘリコプターの参加はないとのことです。

 そのようななか、見どころは昨年に続いて登場する「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」でしょう。いわゆる車輪式のトラックタイプの車体に長砲身の155mm砲を搭載した自走砲です。

 2019年の「総火演」で初めて一般公開されましたが、射撃は行いませんでした。牽引式の155mmりゅう弾砲FH70との動きの違いや、射撃準備に要する時間差を、映像で確認できるでしょう。

 規模が縮小されるとはいえ、演習自体は10時開始、12時15分終了で、10式戦車や16式機動戦闘車などの射撃は例年どおり実施されます。2020年はインターネット配信で陸上自衛隊の装備品の動く姿を視聴しましょう。

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