ボーイングKC-46の飛行試験終了・アメリカ空軍へまもなく引き渡し

ボーイングKC-46の飛行試験終了・アメリカ空軍へまもなく引き渡し

KC-46A(画像:Boeing)

 2018年7月13日(アメリカ西部時間)、ボーイングとアメリカ空軍は連名で、新型空中給油機KC-46ペガサスの初号機引き渡しに向けた飛行試験プログラムが終了したと発表しました。

 KC-46は航空自衛隊のKC-767同様、B767をベースに開発された空中給油機。胴体後尾部に装備されたフライングブームを用いて1分間に1200ガロン、左右の主翼に装備されたドローグ(プローブ&ドローグ方式)で1分間に400ガロンの燃料供給能力を持っています。

 飛行試験はB767から空中給油機へと用途変更されているので、B767本来のものに加え、空中給油機としての型式証明を受けるための審査として実施されてきました。すでに多くの航空機に対する空中給油機能の審査が終了し、残されていたKC-135、F-16、C-17に対する空中給油機能審査の終了で、全ての審査項目をクリアしました。

 アメリカ空軍は老朽化したKC-135など179機を置き換える目的で、まず34機を発注しています。すでに機体を受領する予定となっている基地では格納庫の建設が始まっており、カンザス州のマコーネル空軍基地では2017年10月に完成しています。


 航空自衛隊もKC-767の追加分としてほぼ同型のKC-46の導入を決定しており、すでに人員をアメリカに送って、KC-46運用のための視察を行っています。



 全ての飛行試験が終了したことで、アメリカ空軍へ最初のKC-46が引き渡されるのは、2018年10月を予定しています。

Image:Boeing/USAF

(咲村珠樹)

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