横須賀で海上自衛隊サマーフェスタとアメリカ海軍フレンドシップデイ開催

横須賀で海上自衛隊サマーフェスタとアメリカ海軍フレンドシップデイ開催

空母ロナルト?・レーカ?ンの見学者

 8月4日、神奈川県横須賀市で、海上自衛隊の横須賀サマーフェスタ、アメリカ海軍横須賀基地のフレンドシップデイが開催され、多くの人で賑わいました。

 JR横須賀駅近くの海上自衛隊横須賀地方総監部では、恒例の広報行事「横須賀サマーフェスタ2018」が開催されました。逸見岸壁では、アニメ「宇宙よりも遠い場所」にも登場した砕氷艦しらせ(AGB-5003)と、2018年3月に就役したばかりの潜水艦せいりゅう(SS-509)が艦船見学に供されました。


 潜水艦せいりゅう(上甲板部のみの見学)は、セイル部に自衛隊への引き渡し時のみに記される艦番号の「509」が、まだ薄く残る状態。これから潜航を重ねるごとに消えてしまうだけに、貴重な姿を見ることができました。

 また、吉倉桟橋ではアメリカ海岸の駆逐艦ベンフォールド(DDG-65)が見学に供され、見学者たちは同じイージスシステムを搭載する艦でも、日本のこんごう型やあたご型とは微妙に違う設備を見比べていました。

 アメリカ海軍横須賀基地では、恒例の地域親善行事「フレンドシップ・デイ2018」が開催されました。こちらの艦船見学は、海上自衛隊の試験艦あすか(ASE-6102)のほか、第7艦隊旗艦である揚陸指揮艦ブルー・リッジ(LCC-19)と空母ロナルド・レーガン(CVN-76)が公開。実戦状態にある艦艇としてはアメリカ海軍最古参の艦艇(実戦状態にないものではコンスティテューションが最古参)であるブルー・リッジと、「ギッパー(Gipper)」の愛称で知られる空母ロナルド・レーガンが同時に公開される機会は非常に貴重で、どちらにも見学を待つ長蛇の列ができていました。



 地元の住民以外にとっては普段少し縁遠いアメリカ軍の人々ですが、皆「グッドネイバー(良き隣人)」としてフレンドリーに接してくれます。いかつい警備兵たちも笑顔。

 また、基地内は日本の中にありつつも、日本の主権が及ばない「日本の中のアメリカ」。このためまるでアメリカの街に迷い込んだような雰囲気にあるのも特徴です。マクドナルドもアメリカ仕様のため、日本独自のメニューはありません。しかし「ハッピーセット」のおまけだけは日本仕様になっているのが面白いところ。

 アメリカ海軍は艦艇内での飲酒を禁じているため、基地内でアルコールが提供されるところはほとんどありません。しかしこのフレンドシップ・デイは特別。「アルコール飲料は許可しません」という注意書きに並んで、クラフトビールのディスプレイがあるのも面白いですね。

 日本で手に入らない、アメリカならではの食品や飲料を目立てにする人も。紫外線を当てたら蛍光を発しそうな色合いの大きなゲータレード(スポーツ飲料)や、アメリカンサイズの「アンソニー」のピザは人気です。ゲータレードは1.25パイント(591ml)入りで、お店によって300円〜200円となっていました。

 野外ステージでは、様々なパフォーマンスが繰り広げられます。第7艦隊バンドは制服のセーラー姿で演奏を聴かせてくれました。


 芝生のグラウンドでは凧揚げ大会も行われました。一見凧とは思えない姿のものも風に乗って空に。

 筆者が個人的に楽しみにしているのが、カスタムカーコンテスト。シボレー・カマロやプリムス・クーダ(バラクーダのハイパフォーマンス仕様)といったマッスルカーや、美しい塗装のシボレー・ベルエア、インパラなどのビンテージカーなど、基地内外の愛好家が持ち寄った様々なカスタムカーが並びます。中には、極限までルーフカットとローダウンを行なったフォードのホットロッド(おそらくデュース・クーペ)の姿もあり、見た人から「これ、どうやって乗るの?」という感想も聞かれました。

 横須賀基地には3万8000人以上(アメリカ海軍発表)の人が詰めかけ、日本にいながらにしてアメリカの雰囲気と、夜に行われた「開国花火大会」の花火を楽しんでいました。

Image:特記ない限りU.S.Navy

(取材:咲村珠樹)

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