エアバス A320neoファミリー1000機目の機体をインドのLCCに引き渡し

エアバス A320neoファミリー1000機目の機体をインドのLCCに引き渡し

A320neoファミリー通算1000機目となったA321neo(Image:Airbus)

 エアバスは2019年10月10日(現地時間)、A320neoファミリーの通算1000機目となるA321neoをインドのLCCインディゴー(IndiGo)に引き渡したと発表しました。2016年3月の初号機引き渡しから3年半で1000機というスピードは驚異的です。

 A320neoファミリー通算1000機目となったA321neo(登録記号:VT-IUH)を受領したインディゴーは、インド北部の都市グルガランに拠点を置くLCC。これまでに430機のA320neoファミリーを発注しており、世界最大の顧客となっています。

 この日、インディゴーが受領したA320ファミリーは、通算1000機目となったものを含めて9機のA321neo。アイルランドに拠点を置く中国・国家開発銀行系の航空機リース会社、CDBアビエーション(国銀航空金融租賃)を通じてのものとなっています。

 インディゴーのロノジョイ・ドゥッタCEOは「新たなA321neoを機材に加え、国内線・国際線の拡大ができることを非常に嬉しく思います。A320ファミリーはコストと燃費に優れており、我が社の『世界一の航空会社になる』という将来の目標を実現する原動力になってくれるものと信じています。そして同時に、1000機目を送り出してくれたエアバスの皆さんを祝福いたします。エアバスはインディゴー創業以来、パートナーとして歩んできてくれました。これからも一緒に歩み続けていきたいと願っています。重ねて、機材を提供しているCDBアビエーションにも、感謝と祝福を送りたいと思います」とコメントしています。

 航空機リース会社、CDBアビエーションのアジア太平洋部門を統括するシン・カドゥ氏は「この大きな節目となる機材引き渡しに立ち会えて、非常に光栄です。A321neoの優れた汎用性、飛行性能や経済性は、拡大するインディゴーの需要にマッチしたものとなるでしょう。我々はさらにインディゴーとの連携を深め、インディゴーが目指すインドでナンバーワンのエアラインへの道のりをサポートしていきたいと考えています」と、引き渡し式典でコメントしています。

 2016年に生産が始まったエアバスA320neoファミリーは、現在トゥールーズ(フランス)、ハンブルク(ドイツ)、天津(中国)、モービル(アメリカ・アラバマ州)の4か所で最終組み立てが行われており、加速度的に生産能力が上がっています。2017年にはA321neo、2018年には長距離型のA321LRが加わり、2019年にはさらに航続距離を伸ばしたA321XLRが発表され、そのラインは拡大の一途を辿っています。

 エアバスによるとA320neoファミリーの発注数は、2019年9月末現在で約110社から6660機以上。ライバルであるボーイング737MAXが、安全面での問題から生産を停止している状態ということもあり、現在このクラスの旅客機では唯一の選択肢となっていることから、さらに発注が増えるものと予想されます。拡大する需要に追いつくため、さらに生産量の引き上げが求められています。

<出典・引用>
エアバス プレスリリース
インディゴー プレスリリース
CDBアビエーション プレスリリース
Image:Airbus

(咲村珠樹)

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