新型コロナウイルスによりギアナ宇宙センターのロケット打ち上げ業務中断

新型コロナウイルスによりギアナ宇宙センターのロケット打ち上げ業務中断

ギアナ宇宙センターの発射施設に据え付けられたソユーズロケット(Image:ESA/CNES/Arianespace)

 フランスのロケット企業アリアンスペースは2020年3月16日(現地時間)、新型コロナウイルス感染拡大を受けてフランス政府が打ち出した措置により、フランス領ギアナのギアナ宇宙センターにおける打ち上げ業務を一時停止すると発表しました。

 新型コロナウイルス感染による肺炎(COVID-19)の世界的流行(パンデミック)を受け、各国では市民の移動制限や、企業での在宅勤務を要請するなどの措置を打ち出しています。フランスでも3月16日、翌17日から最低15日間にわたって、市民の移動を原則禁止(違反した場合38〜135ユーロの罰金)する政令を発表しています。

 このフランス政府の政令は、本土以外のフランス領にも適用されます。これにともない、フランス領ギアナに位置するギアナ宇宙センターについても、職員の在宅勤務が命じられることになりました。

 政令が指定する「最低15日間」は、現場に出向く必要があるロケット打ち上げ業務は停止されます。当初2020年3月5日に予定されていた、UAEの情報収集衛星を搭載したソユーズロケットの打ち上げ(VS24)は、打ち上げ直前に技術的な問題が見つかったため、延期が発表されていましたが、さらに打ち上げスケジュールは延期されることになります。

 今回の政令で指定された期間は15日間ですが、状況に応じて延長が可能になっており、今後の予定は不透明となっています。アリアンスペースでは、措置が解除され、従業員の健康状態に問題がないことが確認され次第、業務を再開するべく準備を進めるとしています。

<出典・引用>
アリアンスペース プレスリリース
Image:ESA/CNES/Arianespace

(咲村珠樹)

関連記事(外部サイト)