空母フォード 実戦訓練部隊を迎えての第2期運用試験スタート

空母フォード 実戦訓練部隊を迎えての第2期運用試験スタート

カタパルト発艦を待つVAW-120のE-2D(Image:U.S.Navy)

 アメリカ海軍の最新鋭空母、ジェラルド・R・フォード(CVN-78)が2020年5月10日(現地時間)、大西洋上において第2期運用試験(CQ)に入ったとアメリカ海軍が14日に発表しました。今回は実戦訓練部隊を迎え、より本格的な試験が実施されます。

 アメリカ海軍の原子力空母において第2世代にあたる、ジェラルド・R・フォード級1番艦として完成したジェラルド・R・フォード(CVN-78)。2019年11月から18か月の予定で、空母としての性能確認試験が続けられています。

 5月10日から始まった第2期運用試験では、実戦部隊に配属される直前のパイロットらを訓練する飛行隊(Fleet Replacement Squadron)を迎え、より実際の運用に即した形で航空機を運用します。今回フォードにやってきたのは、VAW-117「ウォールバンガーズ」とVAW-120「グレイホークス」のE-2C/DとC-2A、そしてVFA-106「グラディエイターズ」のF/A-18です。


 VAW-117は実戦部隊ですが、現在E-2Cから最新のE-2Dへの機種転換訓練中。新しい発着艦装置に習熟するためにも、フォードでの試験に参加しています。アメリカ海軍ではVAW-117がE-2Dに更新されることで、全体の半数がE-2Dへ移行することになるとのこと。

 VAW-117のパイロット、ジェレミア・コールドウェル中佐は「E-2Dはより性能の高いレーダーと良い装備が多数ある、我々にとって最新の航空機です。C型からD型への機種転換訓練は約3年かかりますが、その一環として今回フォードで訓練を実施しています」とコメントしています。

 空母と航空機双方が実戦に即した訓練をするため、夜間の発着艦も実施されます。試験開始から2日間で、フォードでは237回のカタパルト発艦、244回の着艦が行なわれました。


 空母フォード艦長のJ.J.カミングス大佐は「乗組員たちはタフであり、日々変化する運用手順にも素早く順応しています。また、我々の船で訓練に参加した航空士たちが、空母に乗って世界中に派遣されることを目指していることに誇りを感じます」とコメントしています。

 今回のフェーズが終了すると、フォードは再度飛行訓練生と教官を迎え、空母での飛行訓練に供されるとのことです。

<出典・引用>
アメリカ海軍 ニュースリリース
Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)

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