「しみけんとの馴れ初めは? なぜ事実婚?」 はあちゅう氏の吉報を受けて事の経緯をあれこれ訊いてみた【話者:中川淳一郎・ヨッピー・はあちゅう】

「しみけんとの馴れ初めは? なぜ事実婚?」 はあちゅう氏の吉報を受けて事の経緯をあれこれ訊いてみた【話者:中川淳一郎・ヨッピー・はあちゅう】

「しみけんとの馴れ初めは? なぜ事実婚?」 はあちゅう氏の吉報を受けて事の経緯をあれこれ訊いてみた【話者:中川淳一郎・ヨッピー・はあちゅう】の画像

 ウェブ編集者である中川淳一郎氏と、人気ウェブライターのヨッピー氏がお届けする、「クソメディア」が乱立する地獄絵図のネット社会をバッサッバッサと斬りまくる好評企画が久しぶりに帰ってきた!

 今回は、AV男優・しみけん氏との“事実婚”が大きな話題を呼んだ、ブロガー・作家のはあちゅう氏をゲストに迎え、馴れ初めや事実婚の制度について、あれこれ質問。

 しみけんと出会ったきっかけは!? なぜ事実婚を選択した!? 中川淳一郎&ヨッピーが、はあちゅうに迫ります!

左から、中川淳一郎氏、はあちゅう氏、ヨッピー氏

■関連記事
・ヨッピー&中川淳一郎、ネットにクソメディアが氾濫する理由を語る「ちゃんと取材して記事を書いたら大赤字なんですよ」

・「炎上して集めたアクセスって、どこまで身になるの?」 個人・企業で相次ぐ炎上を徹底討論【ヨッピー&中川淳一郎&Tehu】

・ギャラはどう変わった? 紙との違いは? 昨今のウェブライターを取り巻く環境について徹底討論【話者:中川淳一郎・ヨッピー・朽木誠一郎】

はあちゅう、しみけんとの馴れ初めを語る。きっかけは「うんちんちんTシャツ」

中川:
 これからのネットを考えるこの放送も、本日で4回目となりました。今回は、ブロガー・作家のはあちゅうさんをお迎えしていろいろと話していこうと思います。まずは、なんと言っても、おめでとうござます!

ヨッピー:
 いやー、ご結婚おめでとうございます!

はあちゅう:
 ありがとうございます(笑)。

結婚しました。(事実婚です)

先月、お付き合いして4年になるAV男優のしみけんさんと事実婚の手続きを取りました。

いつも応援してくださっている皆様にもご報告させて頂きます。

今後ともよろしくお願いします。https://t.co/9ptek3HfnT pic.twitter.com/Gu5r2shTND

? はあちゅう (@ha_chu) July 15, 2018

ヨッピー:
 テレビにインターネットなどいろいろなところで取り上げられていましたね(笑)。

はあちゅう:
 Twitterのワールドトレンドに、「はあちゅう」が入っていたのは驚きました(苦笑)。ただ、一番ビックリしたのは、「スッキリ」で取り上げられたこと。朝の番組でAV男優が登場できるのか半信半疑だったんですよ。しかも、セクシー男優ではなく、AV男優として紹介してくださいと伝えたところ、意思を汲み取っていただき、AV男優として登場できたのはうれしかった。彼もプライドを持ってAV男優という仕事をしているので。

中川:
 そもそも、お二人の馴れ初めって何だったんですか?

はあちゅう:
 「BAZOOKA!!」(BSスカパー!)という番組内の企画「地下クイズ王決定戦」に彼が出演していたのを、たまたま目にしたんですね。まったくAV男優のことなんて知らなかったんですけど、博識でカッコよかったので気になって調べて、彼のTwitterをフォローしたんですよ。

中川:
 ほうほう。

はあちゅう:
 そしたら、彼から「はあちゅうさんにフォローしてもらえてありがたいです」的なDMが届いて、そのままLINEの連絡先を交換したんですよ。ただ、だからと言ってお互い、会いましょうという流れにはならなかったんですね。

ヨッピー:
 女性からしたら、まだ抵抗もあるでしょうね。

はあちゅう:
 その後、私の電通時代の先輩が、仕事ではなく、個人的にとても卑猥なTシャツ……“うんちんちん”と書いてあるTシャツを開発してですね。

ヨッピー:
 その人、ヤベーな!

はあちゅう:
 それでその人から「はあちゅう、このTシャツ着てよ」って言われたんですよ。

中川:
 何のプレイですか、それは(笑)。

はあちゅう:
 やっぱり着たくないじゃないですか(笑)。でも、相手は元先輩だし無下には扱えないので、誰だったら着てくれるかなと考えたときに、「しみけんさんなら着てくれるかも」と。それで会うことになったんですよ。

うんちんちんTシャツを持つしみけんさん(はあちゅうさん提供) 最初の会話は、「女性の生理用品の匂いを嗅ぎたい」

はあちゅう:
 実際に会ってみたら、すごい変な人で……(苦笑)。雰囲気の良いホテルでランチを食べているにもかかわらず、女性の生理用品の匂いを嗅ぎたいみたいなことを言い続けるんですね。

ヨッピー:
 ははははは!

はあちゅう:
 この人、めっちゃ気持ち悪いなって、ドン引きしました。

中川:
 当たり前だよね。

はあちゅう:
 すごくいい雰囲気のホテルのランチなのに。周りのお客さんも、品のある人たちしかいない。ずっと生理用品の話をするから、聞こえていないか気になって、食事どころじゃなかった(苦笑)。

ヨッピー:
 そりゃそうだ。

はあちゅう:
 ただ、私の周りにいないタイプであることはたしかだったんですよね。気持ち悪いけど、この人からはいろいろなことを吸収できるかもしれないと思ったんです。自分の仕事上においては、アリだなって。それが今から4年前。まだ独立していなくて、トレンダーズで働いていた時期です。

ヨッピー:
 しみけんさん、ネタの宝庫ですもんね。

はあちゅう:
 そうなんですよ。話を聞いているうちに、AV男優界のエピソードトークも面白くて、まるで独演会を聞いている気分。汁男優の世界とか、男優のヒエラルキー、ギャラ事情など、面白い話をたくさん教えてくれるのに、美味しいご飯も奢ってくれる……なんて、いい人なんだ! って(笑)。それで、またご飯に行く約束をして、その回数が増えていったんです。

中川:
 なるほど、なるほど。

まるで男子高校生のようなしみけんからの告白

はあちゅう:
 当時、私はたまプラーザに住んでいたんですけど、仕事が忙しくて、いつも地獄絵図のような田園都市線の終電で帰宅するという毎日だったんですね。本当に乗りたくないほど、すし詰め状態になる。彼の仕事も0時を過ぎることが多くて、それくらいの時間に(一緒に)ご飯を食べる機会も増えていったんですけど、彼が無類の車好きということもあって、必ず私の自宅まで送り届けてくれるようになりました。

ヨッピー:
 そのときに抱かれた……!?

はあちゅう:
 そのときはまだ抱かれていない(笑)。

ヨッピー:
 マジで!? しみけんさん、純情だなぁ。

はあちゅう:
 毎回送り届けてくれるのに、そういう行為を求めているわけではなく、素直に「いい人だな」って思うようになって。「めっちゃ便利な人ができた」と(笑)。

ヨッピー:
 ひどいな! でも、そのときからしみけんさんは恋心があったんですかね?

はあちゅう:
 それは聞いたことがなかった……ので、今度、聞いてみます(笑)。ただ、送ってくれるようになってから2ヶ月後くらいかな。突然、彼が「俺たちって付き合ってるの?」って聞いてきたんですよ。私は「AV男優のくせに付き合っているとか気にするんだ」って思いながらも、その場の雰囲気もあって、「付き合ってる!」って伝えてみたんですね。

ヨッピー:
 えぇぇ〜〜ッ! すごい告白!。

はあちゅう:
 そしたら、彼が「そっかぁ」って(笑)。否定もなければ、何か突っ込まれることもなかったので、私自身も、「あ、私、彼氏ができたんだ。AV男優の彼氏できた……私の人生、楽しい」って思っちゃいました。

ヨッピー:
 なんかすごいなぁ。通学路で好きな彼女を送り届ける男子高校生みたいな告白というか。ちょっとピュアなところがいいですね。

ヨッピーが、はあちゅうとしみけんが怪しいと思ったワケ

中川:
 ヨッピーさんは、2015年にしみけんさんに密着するという記事を書いているじゃないですか。そのときは(はあちゅうさんと付き合っていることは)知っていたんですか?

ヨッピー:
 僕はまったく知らなかったです。ただ、彼を僕に紹介してくれたのが、はあちゅうさんでした。しみけんさんに密着したら面白いだろうなって思って調べていたら、はあちゅうさんがTwitterでしみけんさんとやり取りをしていたので、「紹介してください!」ってつなげてもらったんですよね。

中川:
 なるほど。

ヨッピー:
 で、実際に密着してみて、めちゃめちゃ面白かったのですが、朝方、「スッキリ」にコメンテーターとして出演しているはあちゅうさんをしみけんさんが見ている姿を見て、なんか怪しいなぁ〜とは感じてました。

中川:
 どうして!?

ヨッピー:
 だって、はあちゅうさんみたいな好奇心旺盛なタイプは、AV男優の知り合いがいたら、一回、抱いてほしいって思うんじゃないかと。

はあちゅう:
 (笑)

ヨッピー:
 で、実際にしみけんさんに「はあちゅうさんを抱いたんですか?」って聞いてみたんですよ。そしたら、一瞬止まって、「はあちゅうはなんて言っていましたか……?」って(笑)。

中川:
 それはもう決まりだな!(笑)

はあちゅう:
 分かりやす過ぎる! 初めて聞いた(笑)。

ヨッピー:
 僕が、「何も聞いてないです」って伝えたら、「じゃあ、抱いていません」って(笑)。密着記事の中では流石に書けないので今の雰囲気を端折って書いていますけど、僕の中では「キッチリ抱いとるやんけ」と思いながら密着していました。

はあちゅう:
 あの人、嘘がつけないんですよ(笑)。

ヨッピー:
 たしかに(笑)。

はあちゅう:
 素直な人で、支えてもらうこともたくさんあって。4年間、彼と付き合ってきて、その間にもいろいろと炎上したり、表には出ないトラブルもあって、彼とともに一つずつ乗り越えてきました。私としみけんなので、ネタになりやすいとは自覚しているんですけど、あまり私たちのことを知らないのに適当なことを言われるのって、やっぱり悔しいです。私にも至らないところがあって申し訳なく思うのですが、心の余裕がないときもあるんですよね。こんな私たちですが、温かく見守っていただければうれしいです。

はあちゅうが事実婚を選んだ理由

中川:
 もう一つ、はあちゅうさんにお聞きしたいのが、事実婚について。はあちゅうさんとしみけんさんのタイミングに合わせたかのように、NHKの「おはよう日本」でも事実婚カップルを取材した特集が放送されたんですけど、事実婚ってどうすればできるのか。そして、普通の結婚とどう違うのかを教えていただければ。

はあちゅう:
 私も実際にしてみるまでは、籍を入れずに、ずっと一緒にいることが事実婚だと思っていたんですね。

ヨッピー:
 僕もそうだと思っていました。事実婚=内縁の妻的な。

中川:
 3年以上付き合っていて、ほぼ妻状態であれば内縁の妻であって、これを事実婚と呼ぶ……ものだと思っている人って多いですよね。

はあちゅう:
 いろいろ調べていたら、手続きをした事実婚は、住民票に「妻(未届)」って書くことができるらしいので、これはいいなって。

中川:
 それによって、どちらかが亡くなったときに遺産なども与えられるようになるんですか?

はあちゅう:
 自動的に遺産が付与されるわけではないんですけど、遺言書の中に一筆書いてあれば権利はあるということに。

中川:
 あとは、お子さんが生まれた場合は、親権はどうなるんですか?

はあちゅう:
 私の苗字になって、私の子どもということになるんですけど、(彼から)認知をしてもらえれば問題は特にないようですので、私自身、事実婚という選択をしてみて、あまり普通の結婚と変わらないのではないかという印象を覚えていますね。

中川:
 フランスなどでは事実婚の方が多いんですよね?

はあちゅう:
 PACS(パックス)と呼ばれていて、日本に比べると認められている権利も多いみたいです。日本では、事実婚そのものがあまり周知されていなくて、結婚できない事情があるカップルとか愛人のためのものというイメージがある。あと、私が事実婚を選んだ背景として、苗字を変えたくなかったというところが大きいんです。

中川:
 ほうほう。

はあちゅう:
 伊藤という苗字ですから、特に気に入っているとかではないのですが、伊藤から清水に変わっても面白くないですし。特に面白くもないのに、結婚するとやたらと面倒くさい(苦笑)。
 私はフリーランスですから、取引先すべてに名前を変えてもらわなければいけないですし、パスポートや銀行口座なども名義変更しなくてはいけません。また、法人(会社)をいくつか所有していますので、それを変更するとなると、けっこうなお金がかかってしまいます。そのデメリットを上回るほどのメリットが苗字が変わってしまう従来の結婚にあるのか考えたところ、ないだろうって思いました。

当事者だからこそ、事実婚の現状や課題を伝えていきたい

中川:
 事実婚をいちいち説明しなければいけない面倒臭さってないですか?

はあちゅう:
 それはありますね。事実婚と伝えたときに、「それってちゃんと結婚できないってこと?」とか「なんで結婚にしないの?」って聞き返されたり。

ヨッピー:
 そんなこと聞いてくる!?

中川:
 高齢者などはなかなか理解できないでしょう。

はあちゅう:
 男性が責任を持たないというようなイメージもあるみたいです。友だちからも、そういったことを含めて聞かれますね。

中川:
 となると、それ以外は特にデメリットは感じていない?

はあちゅう:
 今のところは。もしデメリットを感じたら、それを発信していければいいなって。

中川:
 同性カップルを「結婚相当」とするパートナーシップ制度では、証明書を発行しますよね。社会が変容していくことで、知らないことがたくさん出てくる。当事者だからこそ発信できるものもあるわけで、はあちゅうさんが事実婚を選んで実際に感じたメリットやデメリットなどを、今後、伝えていくということは大事かもしれませんね。

ヨッピー:
 うんうん。

はあちゅう:
 私は勝手にパートナーシップ制度が私達にも適用できるのかと思って、窓口にいったら、「この制度はLGBTの方々だけです」と言われて、事実婚は特に証明書みたいなものがないということをはじめて知りました。住民票を出すと「妻(未届)」とは書いてあるものの、ただの住民票なので、手続きだけだとあまり実感はわかなかったです。

中川:
 戸籍ってどうなるんですか?

はあちゅう:
 独身のままです。婚姻だと戸籍課に行くんですけど、私たちは住民票で転居手続き扱いとなるため、戸籍課ではなかったです。

中川:
 なるほどね。

はあちゅう:
 住民票で転居手続きをする中で、「妻(未届)」という表記が保険証に記載されるなど変わっていくだけ。ただ、職員の方が、お互いの本籍地に電話をかけて、双方がきちんと独身であるという確認は取ります。双方の合意がないといけませんから、片方が勝手に進めて、ある日突然、気が付いたら「妻(未届)」と表記される事実婚になっているということがないような対応はしてくれます。

ヨッピー:
 そうなんだ!

はあちゅう:
 当事者になって、はじめて分かることがあるんですよね。場合によっては、事実婚という形を利用した重婚というケースもありえるのかな、などなど疑問もわいてきます。体験者として感じたことや疑問に思ったことなどは、今後、お伝えしていければ。事実婚をした私たちだからこそ、いろいろな形で発信していければと思っています。

▼全編視聴はコチラから▼

【はあちゅう登場】なぜ?リスクを冒して声を上げるのか ? ヨッピー×中川淳一郎

■関連記事
・ヨッピー&中川淳一郎、ネットにクソメディアが氾濫する理由を語る「ちゃんと取材して記事を書いたら大赤字なんですよ」

・「炎上して集めたアクセスって、どこまで身になるの?」 個人・企業で相次ぐ炎上を徹底討論【ヨッピー&中川淳一郎&Tehu】

・ギャラはどう変わった? 紙との違いは? 昨今のウェブライターを取り巻く環境について徹底討論【話者:中川淳一郎・ヨッピー・朽木誠一郎】