世界最強の猛毒ガニ「ウモレオウギガニ」の恐怖! ハワイでキャンプに訪れた男性が口にして死亡した事故例を解説

世界最強の猛毒ガニ「ウモレオウギガニ」の恐怖! ハワイでキャンプに訪れた男性が口にして死亡した事故例を解説

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 今回紹介する、ゆっくりするところさん投稿の『【1995年アメリカ】ハワイでキャンプをしていた二人 そこで釣れた「カニ」を食べ意識不明。実は世界最悪の毒ガニだった【ゆっくり解説】』という動画では、ハワイに旅行に来た男性が毒ガニを食べ、死亡してしまった事故について解説を行っていきます。

【1995年アメリカ】ハワイでキャンプをしていた二人 そこで釣れた「カニ」を食べ意識不明。実は世界最悪の毒ガニだった【ゆっくり解説】

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キャンプで釣り上げたカニは猛毒ガニだった

魔理沙:
 今回は、「マウイ島カニ中毒」を紹介したいと思う。これはハワイ諸島のひとつ、マウイ島で起きた事例だ。

 今回も例によって、その紹介の一部でショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。それにこれはあくまでも事故の概要を伝えるものであり、すべての事柄を詳細に正確に解説する動画ではないので、以上のことを理解し、了承できる人のみ視聴を続けてくれ。

 1995年6月。アメリカ合衆国、ハワイ州にある島のひとつ「マウイ島」。ここはハワイの中で2番目に大きな場所。周辺にあるモロカイ島、ラナイ島、カホオラウェ島で構成されるマウイ郡の中心にある島であり、マウイ郡の人口の約9割はこのマウイ島で暮らしている。

 このマウイ島には、カナダ・カルガリー在住の会社員Aさんが同僚とともに遊びに来ていた。彼らはここ、マウイ島のキャンプ場で連休を利用して、キャンプをしに来ていたんだ。Aさんたちが宿泊していたのは、海沿いのキャンプ場だった。

 Aさんの趣味は、子供の頃からキャンプだった。カナダでも休日になると仲間を集めて、頻繁にキャンプに行っていたが、ここマウイ島でのキャンプは初めてだった。そしてこのキャンプに同行した同僚のBさんは、カヌーと釣りが趣味。

 職場で意気投合した彼らは、会社でこのキャンプを計画していたそうだ。 彼らはキャンプ場にチェックインすると、浜にほど近い林の中にテントを設営した。時刻は昼頃。Aさんたちは近くの海岸で釣りをして、釣れた魚を使って昼食を作ることにした。

 この時バーベキュー用の食材などをすでに用意してはいたものの、せっかくだし何か釣って食べてみようということになり、ふたりは先に釣りを始めていた。

霊夢:
 ハワイだとどんな魚が釣れるのか楽しみね。

魔理沙:
 ここマウイ島では「カスミアジ」というスズキ目アジ科の魚がよく釣れる。この魚は地元のスーパーなどでも販売しているおなじみの魚だ。

 Aさんたちが釣りを始めてから約2時間程が経過した。しかし魚は一向に釣れない。 そんな中、ようやくBさんの竿に当たりが来た。勢いよくリールを巻くBさんだが、それは魚ではなく体長10センチ前後の小さなカニだった。 狙った獲物ではなかったが、2時間近く何も釣れなかった彼らはこの蟹を大事にキャンプまで持ち帰り、調理して食べてみることにした。

霊夢:
 嫌な予感……。

魔理沙:
 釣りとキャンプが趣味だったふたりにとっては、料理はお手のもの。ふたりはバーベキューの準備をしつつ、このカニと鶏肉などを小さな鍋で煮込み、スープを作った。 ビールを開け、乾杯して焼いた肉などを食べていたふたり。一通りバーベキューを楽しんだあと、彼らは最後にさっきのカニスープを飲んでみた。

 カニの種類は分からなかったが、殻からもいいスープが出るだろうということで、軽く焼いた後にふたつに割り、煮込んだ。それを2人で分けた。 まずAさんがスープを味見し、カニの身にかぶりついた。そして「これはうまい。でも少しスパイスを入れすぎたかもしれない」と感想を述べた。

 Bさんもこれに続いてスープを一口だけ軽く味見してみた。Aさんの言う通り、出汁が効いていておいしいが、舌先が妙にピリピリと痺れる感覚があった。 Bさんは「ペッパーを入れすぎたな」と、笑ってそれをビールで流し込んだ。

 彼らは少しずつスープを飲んだが、既に満腹だったため、残りは夕食の後飲むことにして、それまでの時間をゆったりと過ごした。昼食から約1時間後、浜に設置した椅子で寝ていたふたり。しかし、Bさんは口や手足が妙にしびれるような感覚があり、いままで経験したことのない猛烈なだるさに襲われていた。

 次第に嘔吐感も出てきたため、「飲みすぎたか……」と考えたBさんだったが、瓶ビールを3本ほどしか飲んでいない。ただ、横で寝ていたAさんはもっと重い症状に襲われていた。突然浜に嘔吐し、うずくまって体調の異変を訴える Aさん。

 顔色も悪く、呼吸も苦しそうな音を立てている。ただごとではないAさんの症状、そして自らの体調の変化から、Bさんは先ほど食べたカニに当たったんだと考え、キャンプ場の管理小屋まで行き、レスキューを呼んでもらうことにした。 ほどなくして現場にレスキュー隊が到着。しかし、その間にもAさんは激しく嘔吐を続け、意識を失ってしまっていた。

霊夢:
 そんなに激しい症状って普通じゃないわよ。

魔理沙:
 すぐにふたりは病院に搬送された。食中毒と思われる症状があったため、胃洗浄などの処置が行われた。それから医師はBさんに、最近何を食べたか尋ねた。Bさんは昨日から食べたものから、先ほど浜で釣ったカニを食べたこと、そしてその特徴を伝えた。

 話を聞いた医師は、すぐに彼らが口にしたものに問題があることが分かった。 Bさんは比較的、口にした量が少なかったのか、頭痛、嘔吐、下痢などの症状だけだったが、Aさんは意識不明、呼吸困難などの重篤な症状が出てしまっていた。

霊夢:
 やっぱりあのカニがいけなかったの?

魔理沙:
 ああ、あのカニには毒があったんだ。あのカニに含まれる毒には、解毒剤が存在しないため、「輸液」という点滴措置で毒を体外に少しずつ排出する治療法しかとることができない。しかしこの治療には時間がかかる。

 Bさんは徐々に回復していったが、Aさんはこの日の夕方頃、帰らぬ人となってしまった。 Aさんが亡くなった直接的な原因となったのは、「ウモレオウギガニ」という猛毒を持つカニを食べてしまっていたことだった。

霊夢:
 毒ガニじゃなくて猛毒ガニなの?

魔理沙:
 そう。ウモレオウギガニは、「サキシトキシン」という強力な神経毒を、その筋肉などに含んでいる。これを摂取すると、脳から細胞に伝えられる命令系統に異常をきたし、四肢のしびれ、呼吸困難を起こす恐ろしいものだ。

霊夢:
 だからピリピリした味だったのかしら……。

魔理沙:
 さらにこのカニには「テトロドトキシン」という、フグやヒョウモンダコの毒と同じ神経毒を持っており、サキシトキシン同様、神経伝達を遮断する作用などがある。

霊夢:
 フグの毒ってやばいんじゃないの?

魔理沙:
 ああ、これは青酸カリの1000倍以上の猛毒と言われることもあるほどだ。このふたつの猛毒を持つウモレオウギガニは、「世界最強の猛毒ガニ」と言われるカニで、ふたりはそれを知らずにスープにして食べてしまっていたんだ。

 このカニの毒は、熱耐性が非常に高く、通常の加熱調理では分解することがない。絶対に食べてはいけないカニだったんだ。Aさんの方が症状が重く、命を落としてしまったのは、味見の時にカニの身を多く食べていたためだろう。Bさんは約1週間ほど入院し、回復して退院することができ、通常の生活が送れるようになったそうだ。

霊夢:
 でもBさんも食べたのに、よく生きてたわね。

魔理沙:
 Bさんはカニの身を食べず、スープを少し飲んだだけだったらしい。

霊夢:
 それでも青酸カリの1000倍もある毒を飲んで、よく生きてたわね。

魔理沙:
 そうだな。ほとんど奇跡と言っていいだろう。このカニはハワイ諸島の浅瀬に生息しているカニで、食中毒の発生も多く、最も人の命を奪っているカニでもあった。 日本では南西諸島に分布し、小笠原諸島、八丈島、伊豆大島のサンゴ礁や岩礁のある浅い海域に生息する。

霊夢:
 日本にもいるの?

魔理沙:
 ああ。2016年には和歌山県沖でも伊勢エビ漁の網にかかっているところを発見されており、生息が確認されている。

 基本的に暖かい海に暮らすカニで、過去には奄美大島でこのカニを味噌汁にして食べた5人の家族のうち、2人が亡くなるという事件、また明治時代には同じく奄美大島でカニを鍋にして食べそれを吐き戻したものを家畜が食べ、一家と家畜全員が亡くなるという痛ましい事故記録もある。

霊夢:
 日本でもあったんだ……。

魔理沙:
 日本、ハワイともに見つけようと思えば簡単に見つかるこのカニだが、Aさんたちはこのカニの存在をまったく知らなかった。先述したが、このカニの毒は非常に強力だ。大きさ、部位などによってその毒の強さは異なるものの、足一本食べただけで命を落とすレベルの毒を持つと言われることもある。

 彼らはここハワイでキャンプをするのは初めてだったが、そこで獲れる生き物のことをあまり理解していなかった。彼らが知っていたのはこのキャンプ場近隣で聞いていたサバの話だけだった。

霊夢:
 知識がなかったのね。

魔理沙:
 ああ。それに、あの時釣れたのがカニだけだったしな。釣りや捕獲によって、キャンプやレジャー地で食料を得る場合は、必ずその地域に生息する生き物、そして危険な生き物の情報を入れてから行わなければ、このような恐ろしい事故に遭ってしまうこともあるんだ。

霊夢:
 キノコとかもそうよね。

魔理沙:
 ああ。キノコは毒があるものとの見分けが非常に難しいものもあり、その種類も多く、素人が判別するのは難しいという認識が一般的だ。しかし、こういったカニや魚などの水棲生物については警戒しない人も多く、毎年全世界で似たような食中毒が起こっているんだ。

 捕獲した生き物が食毒不明な場合は、念のため手を出さない方がいい。もし現地で食べ物を採取捕獲する場合は、必ず専門的な知識を持って判別すること。判別がつかないような食毒不明のものは口にしないことが重要だ。「もしかしたら」と少しでも感じた場合は、絶対に口にしないようにしよう。

霊夢:
 そうね。ソロキャンプでAさん達みたいな状態になっちゃったら、絶対助からないし。

魔理沙:
 自然の中で過ごす時には、そこに存在する危険をしっかりと認識して、正しい対処や事前の予防が非常に重要だからな。常に備えておくことが大事だ。こういった毒のある生物を食べて亡くなってしまった事故事例は、ニュースにならないものを含めるとかなり多いんだが、過去の事例を知ることでその危険を知ることも重要なことだ。

 猛毒ガニを食べてしまったために命を落としてしまったAさん。知識がなく、よくわからない食べ物については絶対に口にしないことが大事です。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。

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『【1995年アメリカ】ハワイでキャンプをしていた二人 そこで釣れた「カニ」を食べ意識不明。実は世界最悪の毒ガニだった【ゆっくり解説】』

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