“風葬の洞窟”や“ユタの修行場所”に潜入!? 沖縄の神秘を現地で目撃してみた【松原タニシ】

“風葬の洞窟”や“ユタの修行場所”に潜入!? 沖縄の神秘を現地で目撃してみた【松原タニシ】

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 美しい海に囲まれ、国内旅行でも屈指の人気を誇るリゾート地である沖縄。その一方で、本土とは違った古くからの土着文化が今もなお色濃く残っています。

 殺人、自殺……様々な理由により、いわくつきとなってしまった事故物件を徹底的に語り尽くすニコニコ生放送番組「事故物件ラボ」には、MCとして事故物件公示サイト「大島てる」管理人の大島てる氏@Oshimaland)と、事故物件住みます芸人の松原タニシ氏@tanishisuki)のふたりが出演。沖縄地方において霊的問題のアドバイス、解決を生業とする沖縄ユタの孫であるミュージシャン上里洋志(らせん。)氏@hiroshi_uezato)がゲストとして登場しました。

 本記事では松原氏の近著である『異界探訪記 恐い旅』の中から、かつて沖縄で風葬が行われていた洞窟や、ユタの修行場に潜入した体験談を写真とともに紹介しました。

左から大島てる氏松原タニシ氏上里洋志(らせん。)氏

※本記事はニコニコ生放送での出演者の発言を書き起こしたものであり、公開にあたり最低限の編集をしています。

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かつて風葬が行われていた神秘的な洞窟に潜入

松原タニシ:
 これまで僕が旅をしてきたおもしろい場所、怖い場所をちょこっとずつ紹介します。7月22日発売の新刊『異界探訪記 恐い旅』が発売されます。ぜひみなさん読んでください。  

 今回は新刊発売を記念したコーナー、題して「沖縄探訪記 恐い旅」ということで紹介してきたいと思うんですけれども、実はこの中にも何月何日にここに行きました、というのを書いております。

上里洋志:
 すごい! そんなに行ったんですね。

松原タニシ:
 行きましたよ。動画配信とかもやってましたからね。ちゃんと記録に残っているんですよ。この中の2017年5月17日から18日にかけて、沖縄のスポットを6ヶ所回っていますね。

 夕方に風葬のお墓を洞窟の中に見に行ったんですよ。いわゆる風葬の風習って沖縄で数十年前まで残っていて、実際に亡くなられた方の遺体を洞窟に安置するんですよね。

大島てる:
 横穴ですか。

松原タニシ:
 いや、洞窟なのでどう置いていたかわからないです。安置して風葬で骨になってから、もう一度ちゃんと骨壷に入れてお墓に入れるっていう風習があります。そこに行ったら、ちょうど夕焼けの時間に「何々の墓」って言われている安置所があるんですけれども、複雑な洞窟の鍾乳洞みたいな形に夕日が差し込んで、すごい綺麗な模様が祭壇に照らし出されるんですよ。

上里洋志:
 へえ、すごい!

松原タニシ:
 これってもしかしたら沖縄の当時の人たちが、太陽の沈み方とかでこの位置を祭壇にすることで、何か意味を成してたんじゃないかなと。

 こちらは大阪シティエアターミナルやったかな。ちなみにこの被っているヘルメットは富士の樹海に落ちてたやつです。関西国際空港へ向かうJR難波駅。そこで華井二等兵と、にしね・ザ・タイガーという後輩と待ち合わせをしまして往復で9200円だったかな。

上里洋志:
 安い! 往復で?

松原タニシ:
 5月のLCC(格安航空機)やったかな。往復でめちゃくちゃ安いんですよ。次の写真をお願いします。

 これは検査。保安検査場かな。ここで3回引っかかりまして、長靴とベルトを取ってこっちに向かってますけど、ハサミがカバンの中に3本入っていたんですよ。ハサミがいるってなったときに、カバンの中に入っているのを知らずに「うわ、ないわ」って思って。よく100均で買うじゃないですか。カバンの底に入ってるのを忘れていて、結局3本ハサミが入っていてそれで止められました。

 次いきましょう。次の写真は飛行機に乗って。

 これは華井二等兵くんが飛行機の中で出発前に写真を撮ったんですけれど、僕の顔がたまたま無くなってる。

一同:  
 (笑)

松原タニシ:
 僕、飛行機に乗るのが2回目なのですごい緊張の面持ちをしていたんですけれども……。次にいきましょう。

 どうでもいい写真でごめんなさい(笑)。次にいきましょう。これは事故物件らしいのですが……。

大島てる:
 沖縄っぽいですね。

松原タニシ:
 ここは家ごと事故物件やったかな。どういう事故かはわからないですけど空き家らしいです。次にいきましょう。

 これはちょっと上里さんに聞きたいんですけれども、沖縄のお墓ってなんでこんな造りになっているんですか?

上里洋志:
 「亀甲墓【※】」というんですかね。お母さんのお腹の中というイメージらしいです。生まれたところに帰っていくという意味で、こういう造りになっているみたいです。

※亀甲墓
かめこうばか、きっこうばか、方音:カーミナクーバカ。墓室の屋根が亀甲形をした沖縄県に多く見られる墓様式。沖縄では、日本本土にあるような塔式墓(四角柱形の石の墓、大和墓とも呼ばれる)は、本土復帰後に新たに建てられたものを除いて、ほとんど見られない。

松原タニシ:
 へえ。

上里洋志:
 うちのお墓も全部それです。ちょっと軽い広場みたいなっているんですよ。ここに親戚とかが集まって、ビニールシートを敷いてご飯を食べるんですね。

松原タニシ:
 そう。宴会するんですよね。

上里洋志:
 見ているよというか、家族はまだいるよ、元気だよという挨拶をそこでするみたいな感じです。

松原タニシ:
 おもしろい文化ですよね。家型なのはなんですか?

上里洋志:
 全部含めてお母さんの体というイメージみたいですよ。

松原タニシ:
 これは沖縄の山というか、森の中に入って行くんですけれども。次の画像をお願いします。

 これいいでしょう? 本当にトトロの森に入っていく感じがしませんか?

上里洋志:
 僕からしたら懐かしいですね。小学校の頃はこういうところで遊ぶパターンが多かったです。

松原タニシ:
 こういう森が多いですよね。ジャングルっぽい。生えている植物が全然違うんですね。

上里洋志:
 (コメントを読む)「プレデター」。確かに『プレデター』っぽい(笑)。

松原タニシ:
 次お願いします。

 見たことがない漢字が出てくるんですよね。護佐丸(ごさまる)父祖【※】の墓、歴史の道でちょっと二手にわかれます。護佐丸父祖の墓は、にしね君と花井君に行ってもらって、僕は違う方向に行くんです。次お願いします。

※護佐丸
15世紀の琉球王国の按司(あじ)。第一尚氏王統建国の功臣で、尚氏6代の王に仕えながら晩年に謀反を疑われて自害し、忠節を全うしたと伝えられる。

松原タニシ:
 江戸時代の沖縄の豪族の墓で、江戸幕府が治めているのとはまた別になってくるんですかね。

上里洋志:
 そうですね。

松原タニシ:
 次にいきましょう。

 まったくわからないから、この辺の歴史とかおもしろいですよね。僕が向かったのは「久良波大主の墓(くらはうふぬしのはか)」。これは地元の方に聞いたんですけど、ここに行くと風葬の洞窟が見られますよということで行って来ました。ここにたどり着くのに迷子になってしまい、だいぶ時間がかかってしまいました。

上里洋志:
 探検してる感がすごいですね。

松原タニシ:
 次にいきましょう。

 これが久良波大主の墓。もともと豪族なのか城主なのか主の墓を安置しているところなんでしょうが、ここに数十年前まで風葬として亡くなった方の遺体をここまで持ってきて、風葬処理っていうんですかね、骨になってからまた改葬するといいますか、改めて葬る。次にいきましょう。

 これがすごいんですよ。

上里洋志:
 本当だ。ゴジラの体みたい(笑)。

松原タニシ:
 これは夕日が洞窟の隙間とかに入ってきて、こういう模様になるんですね。

上里洋志:
 めちゃめちゃ神秘的ですね。

松原タニシ:
 偉い方のお墓を彩るために、夕日の光も使ってたのかなって思いました。岩が光っているんじゃなくて夕日なんですよね。だからそんなのを考えるとちょっとロマンを感じるというか。夕日の力で余計に祭壇ぽくなるというね。

 別働隊で華井くんが合流しまして、彼にも「そっちどうやった?」って聞いて写真を撮ってもらったんですけれど……。

一同:
 (笑)

松原タニシ:
 夕日が綺麗でした(笑)。

上里洋志:
 ジャストタイミングですね。もとから付いてるみたいな。

松原タニシ:
 ちょうど、にしねくんが撮ったんでしょうかね。

続いてユタの修行場へ潜入

松原タニシ:
 次にいきましょう。これはユタの修行場。

 せっかくなので聞きますけど、ユタという職業というか霊能力者は修行をするんですよね?

上里洋志:
 絶対します。

松原タニシ:
 修行するときに、いわゆる心霊スポットとは言わないが、霊が集まりやすい場所が修行場になるわけですよね? 先程の場所はまた別の意味で幽霊が集まる場所であって、今写している場所というのも、また別の関係ない祠であって、その下が防空壕になっていて、そこに幽霊が集まると。そこで一晩中ずっと霊と戦い続けるんですよね?

上里洋志:
 そうです。集まる場所、みたいなのが絶対あるので、そういった所にうちのばあちゃんが、よく行っていました。

松原タニシ:
 宮古島には宮古島のユタの修行場があるということなんですね。

上里洋志:
 そうなんですよ。

松原タニシ:
 これは沖縄本島の大山貝塚というところなんですけれど。こういう祭壇があります。

上里洋志:
 すごいですね。撮れたんですね。

松原タニシ:
 撮れました。ただ祠の下がめちゃくちゃ深くて、入ったら絶対出られないですよ。修行でここに入って行くのかと思ったら、やっぱりすごいですね。次お願いします。

 ここで修行するということですね。こんなの戻ってこれないでしょう……。次お願いします。

 これは、にしねくんですね。次お願いします。

上里洋志:
 すごいな。

松原タニシ:
 御嶽【※】と呼ばれる石像みたいなのがあるんですよね。

※御嶽
うたき。琉球の信仰における祭祀などを行う施設。

上里洋志:
 要は祈りを捧げる場所だからこういうふうになっていますね。

松原タニシ:
 次、お願いします。これが怖かった。

 「この場所で遊んじゃダメ」みたいなのが書かれた看板が倒れていて怖かったです。

上里洋志:
 僕の地元のところは何年かに一回しか入っちゃダメなんです。そこは写真は絶対ダメですね。

松原タニシ:
 ユタという本州ではあまり見かけない文化ですよね。雰囲気がやっぱりすごかったですね。

上里洋志:
 ゾッとする感じはありますね。

地域によっては数年に一度しか入られない場所も

松原タニシ:
 (コメントを読む)「ユタは女しかなれないんですか?」って。

上里洋志:
 実質、男もなれるみたいなんですけれども、たぶんちょっとした宗教観の違い。ユタの中でも派生が多少あって……。

松原タニシ:
 それは島によって、とかになるんですか?

上里洋志:
 そうですね。あと、うちはやっぱり男はダメでした。ただ、ばあちゃんはどうしても僕にユタをさせたかったみたいで、小さいころの僕に女の格好をさせてたらしいんですけれど(笑)。

松原タニシ:
 そんな、よくある中世ロマン漫画のような(笑)。

上里洋志:
 現場じゃないですけど、ばあちゃんがたくさん呼ばれて行くときに、どうしても僕の面倒を見る人が誰もいないからって、ばあちゃんについて行ったりするときが多かったです。

 そういったときに、「何が見えるの?」ってばあちゃんに言われたら、僕は「上半身だけ燃えてる男の人が向こうから歩いてくる」とか「石垣のところからすごい手がいっぱい出てる」とか、答えたりとかしていたらしいです。

松原タニシ:
 実際に見えるんだ。それは才能?

上里洋志:
 才能を持っていたのかな。ユタの現場に行くことが多かったんですけれど、僕の地元が宮古島でもすごく変わったところで、宮古島というものを造りあげたと言われている神様が祀られている祠みたいなところがあるんですけれど、そこは絶対に行けなかったです。

松原タニシ:
 行けない、というのは、たどり着けないということですか?

上里洋志:
 いや、入っちゃいけないというところです。何年かに一回だけは通ってもいい。ただ通るときはそこに住んでいる地元民は全員そこを通らないといけない。そのときとかは学校とかも授業を休んで、そのタイミングで中に入って行くんです。

松原タニシ:
 お祭りの日、みたいなものがあるんですか?

上里洋志:
 そうです。そこの中を通って、ジャングルみたいなところに入って、外回りに一周する……島の崖に沿って歩いて行くみたいな感じです。

 途中に祠があるのでそこでお祈りをして、その日はうちのばあちゃんも1日中お祈りして帰っていくんです。そういうのが文化としてありました。たぶんもう今は学校を休んだりとか会社を休んでまでやるみたいなものじゃないみたいなんですけれども。

松原タニシ:
 おもしろいな。宮古島が特別なんですかね。

上里洋志:
 宮古島にはそういうのが結構多い、というのは後々から聞いたことがありますね。実は戦争の被害もそんなにない場所なんですよ。

松原タニシ:
 そうなんですか。

上里洋志:
 戦争時での怨念とかそういったものに関してはむしろ逆にそんなに多くなくて、「神秘的な島」ともともと言われていて、宮古島のちょっと外れのところに大神島というのがあるんですよ。そこになぜか小学校とかもあるぐらい、その島だけで成立するような仕組みになっているんです。

 言ってみれば、船で移動すればちゃんとしっかりした街の中に行けるのに、その島の中でしか暮らせられないというか、解決できない理由がたぶんあるんですよね。小学校も中学校もあってそこだけで全部完結できるような。

松原タニシ:
 小学校とかもあるんだ。

上里洋志:
 あるんですよ。でも生徒数1名とかしかいないんですよ。

松原タニシ:
 うわ、めっちゃ気になる。

上里洋志:
 その大神島は中に入ったり、学校とかも見れたりできます。本当に一周100メートルもないぐらいかな。いや100メートルはあるかな。本当に簡単に1時間もあれば一周回れるぐらいの島なんですけれども。

松原タニシ:
 地元に戻ることってあるんですか。上里さんについて行ったら絶対におもしろい。

上里洋志:
 じゃどこかのタイミングで(笑)。宿はうちがあるのでね。

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