初期のPC用マウスは木製だった? ボール式、光学式など“マウスの歴史”を知ると、技術の進歩に感謝せずにはいられない件

初期のPC用マウスは木製だった? ボール式、光学式など“マウスの歴史”を知ると、技術の進歩に感謝せずにはいられない件

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 各家庭にパソコンが普及している現代において、操作を手助けする定番のデバイスであるマウス。有線、無線をはじめ、様々な種類が販売されているマウスですが、その発明のはじまりをご存じでしょうか。

 今回紹介する、れいけも / RayKemoさんが投稿した『【ゆっくり解説】『マウス』の歴史』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の博麗霊夢(はくれい れいむ)霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)が、名前の由来や、改良に次ぐ改良を重ねて進化したマウスの歴史を紹介します。

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“ネズミ”と呼ばれた初期マウスは木製だった 左から博麗霊夢(はくれい れいむ)霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)

霊夢:
 ところでマウスの名前の由来を知ってるか?

魔理沙:
 マウスの形がネズミに似てるからよね。

霊夢:
 そうだ。じゃあその名前の由来となったマウスは知っているか?

魔理沙:
 知らないわ。

霊夢:
 それじゃマウスの歴史を最初から解説していく。まず最初に、マウスを発明した人は、ダグラス・エンゲルバートという人なんだ。

魔理沙:
 すごく優しそうな人ね。

霊夢:
 エンゲルバートは1961年以前に、ある会議の途中、コンピューターマウスを思いつき、ノートにデバイスの絵を記しておいたんだ。それから数年後の1963年、NASAが画面選択デバイスを何にするかを決めるプロジェクトに、資金を提供すると発表したんだ。

 これを知ったエンゲルバートは、数年前に書いたマウスについてのアイデアを書きとめたノートを探し出し、研究所のエンジニアであるビル・イングリッシュに渡して実際に製作してもらったんだ。そして実際にできたデバイスは、NASAの使い勝手に関するテストにかけられたんだが、結果はすべてのテストに合格したんだ。

魔理沙:
 すごいわね。それでそのマウスってどんな形のものなの?

霊夢:
 これが実際に作られたマウスだ。

魔理沙:
 え、木製だったの?

霊夢:
 そうだ。最初のマウスは木製で、ボタンがひとつ付いているだけの形だったんだ。そして裏面は、縦向きと横向きにローラーがつけられていて、このローラーを動かすことで、ポインタを動かしていたんだ。

魔理沙:
 でもこれだと斜め方向に動かせなさそうだけど……。

霊夢:
 このマウスは斜めには動かせなくて、縦と横にしか動かせなかったんだ。だがこの時はコンピューターをここまで直感的に操作できるデバイスはなく、今後の開発にとても重要なデバイスとなったんだ。そしてこのマウスが「マウス」という名前の由来となったマウスなんだ。エンゲルバートの研究所のある人が「ネズミみたい」と言ったところ、その愛称がそのまま定着して「マウス」という名前になったんだ。

全方向に動かせるようになったボールマウスが登場

霊夢:
 そして数年後の1968年12月9日、フランシスコのブルックスホールで公開ライブデモンストレーションが行われ、ついにマウスが世界中に公開されたんだ。この公開デモンストレーションには約1000人が参加していたんだが、全員をアッと言わせたんだ。世界をアッと言わせた最初のマウスだったが、縦方向と横方向にしか動かせないといった欠点があったんだ。

 そこで新しいマウスが発明されるんだ。それがこのボールマウスだ。

魔理沙:
 すごく懐かしいわね。

霊夢:
 1972年、最初のコンピューターマウスでエンゲルバートと協力して研究していたビル・イングリッシュがこのマウスを開発したんだ。このマウスの特徴は、なんといっても底面についているボールで、ボールを転がすことによってポインタを動かす仕組みだったんだ。そしてこのボールによって、今まではできなかった斜め方向や細かな方向にポインタを動かすことが可能となったんだ。

魔理沙:
 最初のマウスより操作しやすくなって、すごく画期的ね。

霊夢:
 このボールマウスは前の方式に比べて格段に操作性が増し、マウスが普及するきっかけとなったマウスなんだ。ただボールマウスにも欠点があって、机がなめらかだとボールが回転せずに滑ってしまったり、ゴミが溜まるとボールの回転がローラーに伝わらないなど、マウスの操作とポインタの動きが一致しないことが多いといった欠点があったんだ。そんなボールマウスだが、便利ということで広く普及したんだ。

ボールマウスの弱点を克服した光学式マウスが登場

霊夢:
 だが数年後、この欠点を解決するマウス方式が登場するんだ。それが光学式マウスだ。

霊夢:
 この光学式マウスはボールマウスの欠点である、ほこりが溜まることによって作動不良が起こることを解決したり、今までより高精度に動きを読み取ることができたんだ。光学式マウスはディック・ライアンとスティーブ・カーシュによって1981年に発明されたんだ。このマウスの仕組みは光とイメージセンサによって、x軸方向、y軸方向の移動量を読み取って判別するといった仕組みなんだ。

 当時は点や線の模様が記された特殊なパット上で操作するものだったんだ。だから最初の光学式マウスはあまり普及せず、CADなどの限られた分野でしか使用されなかった。そこで登場したのがXeroxの光学式マウスだ。

霊夢:
 このマウスは1988年に販売され、ある程度使用できる場所が限られていたが、専用のパットなどがいらなかったんだ。実はこのマウス登場後も、光学式マウスだはあまり普及しなかったんだ。欠点はなくなったが、そのぶん価格がとても高かったんだ。そのため、しばらくの間はボールマウスが普及し続け、光学式マウスが普及しはじめるのは1999年頃となったんだ。

時代を変えたマウス

霊夢:
 ここからは時代を変えたマウスを紹介していく。このマウスはLogitechから発売された「Logimouse C7」というマウスだ。このマウスはコンピューターのポートから電力を供給できる初のマウスだったんだ。

霊夢:
 
次に紹介するマウスは1987年にMicrosoftから発売されたマウスだ。このマウスははじめて人間工学に基づいて設計されたマウスなんだ。

霊夢:
 次に紹介するのは1991年にLogitechから発売された「MouseMan Cordless」というマウスで、名前や見た目からわかるように、世界初のワイヤレスマウスだったんだ。

霊夢:
 次のマウスはこれだ。1995年にLogitechが発売した「TrackMan Marble」というマウスで、その特徴はなんといってもトラックボールで、このトラックボールを動かすことによってカーソルを動かすという、今までと違った斬新なデザインのマウスなんだ。

霊夢:
 最後に紹介するマウスは1999年にMicrosoftから発売された「Intellimouse Explorer」というマウスだ。

魔理沙:
 今のマウスの形とほとんど変わらないわね。

霊夢:
 今のマウスはだいたいこのマウスの形をもとにしているんだ。このマウスは革新的で、透明でない限り、どの平面でも使用できるといわれたほど高精度なセンサーや「マウスホイール」がはじめて搭載された市販のマウスだったんだ。また、このマウスの登場によって光学式マウスが広く普及しはじめたんだ。

 解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画を視聴してみてください。

【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人紹介【ココ・シャネル】

▼動画はこちらから視聴できます▼

『【ゆっくり解説】『マウス』の歴史』

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