2021年クレジットカードのトレンド総まとめ。利用者のメリットどう変わった?

今年もいよいよ最後の月となりました。毎年、年末のコラムはお得情報というよりは、さらっと読めるような記事にしています。

今年最後のコラムは、最近のクレカのトレンドについて紹介したいと思います。

■カード情報裏面化が主流に

今年は様々なカードがリニューアルされました。直近だと楽天カードのリニューアルが挙げられます。

11月から新デザインのカードが発行され、カード情報が裏面に移動。エポスカードやJCBオリジナルシリーズ、三菱UFJカードなどもリニュ−アルしてカード番号や有効期限などは裏面になっています。

裏面に移動することでの利用者メリットは3つあります。

(イメージ:表面に情報がないクレカ)

1つ目はセキュリティー面で、最近のスマホや監視カメラなどは画質も良く、ちょっとした事でもカード番号が漏洩する事もあります。カード番号などが裏面になっていると、カードで決済しているときに情報漏洩することは少なくなります。

2つ目はエンボスレスとなり、カードに凸凹がなくなります。エンボスは元々カード情報を複写するためにあった物ですが、最近はカードを複写する必要もないため、凸凹は邪魔なだけです。

以前、凸凹ありのカードとなしのカードを20枚束にて厚みを比べたことがあります。凸凹ありなしで約1cmも厚みが変わりました。エンボスがなければ財布もすっきりしますね。

3つ目はデザインが良くなります。推しメンのクレカがあったとしても、カード番号やエンボスがあると、デザインが台無し。今話題の「ウマ娘 プリティーダービー」デザインのクレカが発行されましたが、カード一面デザインとなり、ファン垂涎のカードです。

今後、ガード情報などが裏面化したことにより、アイドルやアニメなどのカードが増えていくのではないでしょうか。

■縦型カードの増加の理由とは?

(公式サイトより)

エポスカードのリニューアル時には縦型のカードになりました。他にも、Z世代向けのクレカであるLikeme by saison cardも縦型、新しく発行されたPayPayカードは縦型と横型が選べます。

以前から縦券面のデザインはあったのですが、わずかでした。しかし、最近になって縦券面が増えてきたのには理由があります。カードを差し込んで支払う事が増えてきたからです。

コンビニやスーパーなどでクレカを利用すると差し込むことが多いです。縦型の場合は、券面デザインのまま差し込めば良く、カードになれていなくても使いやすいのが特徴です。

既にカード決済に慣れている人であれば、差し込む方向を間違えることはありませんが、若い方向けのカードでは縦型が増えていくかもしれません。

金属製のクレカがあります。以前、金属製のクレカというとそれほど多くなかったのですが、年会費3万6300円のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードでもメタル素材での発行が開始。

やはり、金属カードは出した時の感覚が違い、カードを出す回数が増えるようです。やっぱり見せたくなるカードなんですね。

アメックスと同じようにダイナースもプレミアムカードも金属製のカードが発行される予定です。

金属製カードというと、ラグジュアリーカードのブラックダイヤモンドを前回紹介しましたが、今回紹介したトレンドが全て詰め込まれています。さらに、来年2月には年会費22万円のゴールドカードにローズゴールド色が誕生し、女性経営者などにも良さそうです。

来年は、"脱炭素"でプラスチック以外のカードが出てくるかもしれませんね。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

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