「サメに噛みちぎられたよう」10歳少年に襲いかかった犬 いまだリード無しで街中を散歩(英)

「サメに噛みちぎられたよう」10歳少年に襲いかかった犬 いまだリード無しで街中を散歩(英)

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凶暴な犬が子供を襲う事故があとを絶たない。このほどイギリスに住む10歳の少年がスタッフォードシャー・ブル・テリアに脚を噛まれ、皮膚移植手術が必要なほどの大怪我をした。ラグビーに夢中だった少年は現在、歩くこともままならず車椅子での生活を余儀なくされている。『The Daily Star』『Doncaster Free Press』などが伝えた。


英サウス・ヨークシャー州ドンカスターに暮らすジョン・ヘンリー・ダンダス君(John Henry Dundas、10)は10月6日、友人の家に遊びに行ったところ、スタッフォードシャー・ブル・テリアに襲われて脚を噛まれ、ふくらはぎに深い裂傷が残った。

現在は自宅で療養中のジョン君だが、歩くことも困難なため車椅子での生活を送っている。

ジョン君の母親ナターシャさん(Natasha、32)によると、その犬はジョン君に噛みついたあと一旦離れたが、再び噛みついた時には歯がふくらはぎに食い込むほど強く噛んで離すことはなかったそうだ。

犬の飼い主はジョン君が大怪我をしたにもかかわらず救急車を呼ぶことをせず、ナターシャさんが迎えに来るまで40分ほど玄関先で待たせていたという。

ナターシャさんは事故が起きた日のことをこう振り返った。

「犬に噛まれたと聞いた時、ちょっと噛まれたくらいだと思っていましたが予想外でした。最初は怪我の程度がわからなくてジョンに『起きて車に乗って』と言ったんです。でも傷を見て愕然としました。まるでサメに噛まれたかのようでしたから。慌てて病院に連れて行きました。」

その後、ジョン君はドンカスター王立病院(Doncaster Royal Infirmary)からシェフィールド小児病院(Sheffield Children’s Hospital)に転院し、何度も皮膚移植の手術を受けることになった。さらに今後も成長にあわせて幾度もの手術が必要になるという。

ナターシャさんは現在のジョン君の様子をこのように語っている。

「自宅で療養中の息子は車椅子で生活しています。また痛みを和らげるためにモルヒネを服用しています。元通り動けるようになるのはいつになるか分かりませんが、ラグビーに夢中なジョンはシーズンを逃してしまうことにショックを受けています。学校に行けるようになるのは来年になるでしょう。回復するまでに数か月はかかるそうですから。」

「犬に強く噛まれたふくらはぎには深い傷が残り、それを修復するためにこの先何度も手術を受けなければなりません。本当に恐ろしいです。息子は恐怖で眠ることができず、悪夢を見続けて泣いています。」

事故の後、他にも同じ犬に襲われた人がいたことを知ったナターシャさんは、犬の処分を求めサウス・ヨークシャー警察に徹底的に調査するよう求める嘆願書を提出した。だが警察はこの件について可能な限りの調査をした結果、事実上解決したと発表している。

なおこの犬は通報を受けた際に一度警察に連れて行かれたが、すでに飼い主のもとに戻されたという。

その結果にナターシャさんは「犬が戻ってきたなんて信じられません。息子があんな目に遭ったのに…なぜあんな犬を欲しがるのか理解できません。以前にも同じ地域で他の人を襲ったことがあるのに、いまだに何もされていません。飼い主は今でもリードをつけずに犬を街中で散歩させています。彼らは児童公園のすぐ近くに住んでいるので人々が心配になるのも当然です」と怒りをあらわにし、こう続けた。

「警察には失望させられました。去年もあの犬に噛まれた人がいたし、目撃者だっていたのに彼らは『何もできないし、犬は返さなければならない』と言って何もしてくれませんでした。息子はこの出来事を忘れようとしていますが、このままではその犬と毎日顔を合わせることになるかもしれません。息子は痛みに耐えながら、ただ歩いたりラグビーができるようになりたいと思っているだけなのに。」

なおこの事故について、世間からは次のような声があがっている。

「犬の大きさや犬種ではなく、飼い主がどのように育てたかが問題です。ジョン君が元気になることを祈っています。」
「なんてひどい話なの。犬の飼い主は彼に補償をすべきです。」
「放し飼いにされた犬のために自由が奪われてしまうなんて不公平で自分勝手ですよね。」
「犬の放し飼いをどうにかしないと。小型犬や子供を連れていると恐怖でしかないです。」
「公共の場で犬を放し飼いにするなんて絶対に禁止すべき。」

画像は『The Daily Star 2021年11月7日付「Boy, 10, in wheelchair after dog attack left him ‘looking like shark bite victim’」(Image: Natasha Dundas)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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