列車衝突5秒前に墜落機からパイロットを救出 米ロス警察が衝撃映像公開<動画あり>

列車衝突5秒前に墜落機からパイロットを救出 米ロス警察が衝撃映像公開<動画あり>

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米ロサンゼルス警察が今月9日、線路上に墜落した小型機からパイロットの男性を救出する動画を公開した。救出の5秒後、小型機は速度を落とすことなくやって来た列車に衝突されており、警察官のボディカメラなどが捉えた衝撃的な映像が拡散している。『Fox News』などが伝えた。


事故が起きたのは9日午後2時15分頃で、パイロットはカリフォルニア州ロサンゼルス近郊パコイマにあるホワイトマン空港を離陸したばかりだった。乗っていた小型機「セスナ172」の単一エンジンの故障が原因とみられており、緊急着陸を試みたものの線路上に墜落した。

ただ不幸中の幸いとはこのことで、小型機が墜落した1ブロックほど先には米ロサンゼルス警察(以下、LAPD)のフットヒル分署(Foothill Division station)があり現場には警察官が急行、パイロットは危機一髪で救出された。

当時の映像では、血まみれで意識が朦朧としたパイロットが警察官らに道路を引きずられるようにして機体から引き離され、背後では避難を急かす「ゴー、ゴー、ゴー、ゴー」という叫び声が聞こえてくる。

そうして救出された約5秒後には警笛を鳴らし猛スピードで走ってきた列車が衝突、バラバラになったセスナ172の機体の一部が宙を舞っていく。衝突された瞬間、警察官らは機体から約4.5メートル(15フィート)も離れていなかったという声もあり、列車はまるで彼らが去るのを待っていたかのように通過していった。

救出劇を受けジョセフ・カヴェスタニー巡査部長(Sgt. Joseph Cavestany)は「事故直後、全ての列車の運行を止めるよう要請したが間に合わなかった」と語っており、一歩間違えばパイロットの命だけでなく警察官らも危機的な状況だったことを示唆した。またLAPDはTwitterで、救助にあたった警察官の勇敢で素早い行動を称えた。

当時機体のそばにいたのは4人の警察官で、操縦席に座っていたパイロットが意識を失わないように声をかけていたそうだが、ロバート・シェロック警官(Officer Robert Sherock)は「列車が来ることを知らせるベルが鳴り、ライトが点滅し始めてね。顔をあげると列車が猛スピードで向かってくるのが分かったんだ」と現場の緊迫した様子を明かした。

さらにダミアン・カストロ警官(Officer Damien Castro)は「日頃の訓練や経験が活き、アドレナリンの分泌が救出の成功につながった。あのような状況ではやるしかない。考えている時間なんてほとんどなかった」と述べ、無事任務を終えたことにホッとした様子だった。

パイロットの男性は病院に搬送されて切り傷や痣の手当を受け、容体は安定しているそうで、シェロック警官は「自分の命があることに感謝しているし、パイロットの男性が助かって本当に良かったと思っている。10分以内に二度も死を免れたのだから、彼は宝くじを買うべきだね」と語り笑みを見せた。

なお事故については、米連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が調査を行うという。

画像は『The Sun 2022年1月10日公開YouTube「Train smashes through downed plane SECONDS after pilot is rescued」』のサムネイル、『LAPD HQ 2022年1月10日付Twitter「Foothill Division Officers displayed heroism and quick action by saving the life of a pilot who made an emergency landing on the railroad tracks at San Fernando Rd.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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