道路工事に阻まれ車内で出産した女性 「出産介助はこれが2度目」と夫(英)

道路工事に阻まれ車内で出産した女性 「出産介助はこれが2度目」と夫(英)

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今年2月、イギリス在住のある女性が道路脇に停めた車内で女児を出産した。自宅で破水したのち夫が運転するキャンピングカーで病院に向かっていた夫妻だったが、工事により道路が閉鎖されていたため病院にたどり着くことができなかったという。夫妻は3年ほど前にも同様の経験をしており、夫は「自分の子供を2度も取り上げることができたのは特別なこと」と語っている。『The Mirror』『Nottinghamshire Live』などが伝えた。


英ノッティンガムシャー州ビンガムに住むナタリー・リスターさん(Natalie Lister、37)は2月7日、病院に向かう車の中で娘のアリスちゃん(Alice)を出産した。

夫のドミニクさん(Dominic、44)が運転するキャンピングカーでクイーンズ・メディカル・センター病院(Queen’s Medical Centre)に向かっていたところだったが、道路工事による通行止めで病院にたどり着くことができなかったという。

ドミニクさんはその時の状況をこのように振り返った。

「その日の夜10時頃、ナタリーが破水したのでキャンピングカーに荷物を積んで病院へ向かいました。A52道路が工事で閉鎖されていたのでA60道路のラディントン方面に迂回したのですが、そこも閉鎖されていて、もうこれ以上は進めないと思いました。10時45分頃のことでした。現場にいた作業員に『赤ちゃんが生まれそうだから何とか通れないか』と聞くと、すぐに上司に電話してくれました。でもナタリーが『もう赤ちゃんが出てきそう』と言っていて。それで作業員とRAC(王立自動車クラブ)のドライバーに助けてもらいながらお産がはじまって、11時頃に後部座席でアリスが誕生したのです。」

出産の介助をするのは今回が2度目だったいうドミニクさん。実は3年ほど前にも、同じような経験をしていた。

「2019年に息子が生まれた時も私が取り上げたんです。その時は病院に行こうと外に出ましたが、お産が進みすぎていることに気づいて家の中に戻りました。そして2階のベッドでイーサン(Ethan、2)を迎えたのです。999(緊急通報ダイヤル)の救急担当に指示を仰ぎながらの出産で、今回もまたかと思いましたよ。幸いキャンピングカーに乗っていたので、スペースがあったのは良かったですね。病院のスタッフからは『助産師になりませんか?』と冗談で言われましたが『2回で十分です』と答えました。」

そのように明かしたドミニクさんは普段、葬儀ディレクターとして働いている。そんな彼は「この世に命を授かることは特別なことだ」と言い、このように続けた。

「出産は私の仕事とは正反対ですが、葬儀に関わっていることが冷静さを保つのに実際に役立ったと思います。日頃の私の役割は、落ち着いて安心感を与えることです。それには長年の経験が必要でしょう。妻の出産を手伝うとは思ってもいませんでしたが、そんな経験を2回もできたことは特別なことです。我が子が生まれた瞬間、この世界で初めて彼らを抱くことができたのですから。」

また今回の出産について、ナタリーさんはこのように語っている。

「道路脇での出産は理想的なものではありませんでしたが、私たちはベストを尽くしました。そこにいた工事の作業員やRACの人たちもとても協力的で親切で。その中のひとりが救急隊員と電話を繋いでくれていたので、ドミニクは心強かったと思います。何を見てどうすればいいのか誰も分からない状況の中、彼らがいてくれて本当に助かりました。私たちが計画していた出産とは違いますが、子供たちが大きくなった時にはいい思い出になることでしょう。」

画像は『The Mirror 2022年2月28日付「Couple deliver own baby for second time after road works block way to hospital」(Image: Dominic Lister / SWNS)(Image: Tom Maddick / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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