胸部から結合した“奇跡”の双子、生後6週になり「ハグが大好き」(北アイルランド)

胸部から結合した“奇跡”の双子、生後6週になり「ハグが大好き」(北アイルランド)

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北アイルランドで今年3月、胸部から骨盤にかけて結合した双子の女の子が誕生した。「死産も覚悟した」という双子の両親がこのほど『ITV News』のインタビューに応じ、ハグが大好きだという“奇跡の双子”について語った。


北アイルサンドのトゥームブリッジに住むハナさん(Hannah)とダン・ベイトソンさん(Dan Bateson)の間に先月、 双子の女児アナベルちゃん(Annabelle)とイザベルちゃん(Isabelle)が誕生した。

英ロンドンのユニバーシティカレッジ病院にて産声をあげた2人は250万の妊娠に1組という珍しい結合双生児で、胸部から骨盤にかけて結合していた。

ハナさんは「アナベルとイザベルは不妊治療の1サイクル目で授かった赤ちゃんで、妊娠を知った時はとても嬉しかったのを覚えています。ところが妊娠12週で行った超音波検査で、赤ちゃんに異常があることが判明したのです」と明かし、このように続けた。

「医師は早い段階で赤ちゃんが体の一部をシェアしていると知っていましたが、結合による生命の維持に必要不可欠な臓器への影響ははっきりと分かりませんでした。それは出産予定日が近づいても変わりなく、赤ちゃんが健康なのか、無事生まれるのかなどの情報はほとんどなく不安な日々が続きました。」

しかしそんな心配をよそに双子は無事に誕生し、2人の産声を聞いたハナさんは「ああ、生きて生まれてきてくれた」と安堵したという。ハナさんは「赤ちゃんが泣くと分娩室の空気が一変し、その場にいたスタッフや医師20名ほどが喜びに浸っているのが分かりました」と振り返り、双子は肝臓、膀胱、腸を共有していること、それぞれに1本の脚しかないものの、肝心の心臓は1つずつあったことを明かした。

奇跡的な妊娠を知ってから約9か月、ハナさんは困難を乗り越えて誕生し、生後6週を迎えた娘2人のことを“奇跡の子”と呼んでいる。強い生命力を持った2人は来月に分離手術を受けるそうで、ハナさんは「2人は本当によくハグをしているのですよ」と語ると、最後にこんな力強い言葉を残した。

「小さなあの子たちの体は普通とは違います。分離後は、それぞれが自分の脚1本と義肢を付けることになるのです。また今後も18歳頃まで数度の手術が必要ですが、私たちはあの子たちが健康な人生を送れるよう全力でサポートします。」

ちなみにシアトル小児病院によると、結合双生児の生存率は以前よりも上昇しているものの約40%が死産で、35%が生後1日以内に亡くなるという。

画像は『The Mirror 2022年4月22日付「British couple welcome ‘miracle’ conjoined twins who ‘constantly hug each other’」(Image: ITV)』『ITV News 2022年4月21日付「Northern Ireland couple welcome six-week-old ‘miracle’ conjoined twins」』『The Sun 2022年4月23日付「‘THEY’RE MIRACLES’ Brit couple welcome ‘miracle’ conjoined twins who ‘constantly hug each other’ after roller coaster pregnancy」(Credit: ITV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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