大洪水で30メートル移動も建物は破壊されなかった“奇跡”の教会(南ア)

大洪水で30メートル移動も建物は破壊されなかった“奇跡”の教会(南ア)

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南アフリカのクワズール・ナタール州では、4月半ばに襲った大雨による土砂災害で甚大な被害が発生した。洪水によりダーバン港は機能が停止し、ダーバン北部にある「クロコダイル・クリーク・ファーム(Crocodile Creek Farm)」では12頭のワニが流され(現在は捕獲済み)、トヨタ自動車のダーバン工場では多くの車が水浸しとなった。そんななかで建物が全く破壊されることなく、30メートルほど移動しただけで無事だったという教会が話題になっている。『The South African』などが伝えた。


クワズール・ナタール州では4月8日から雨が降り出し、11日には一日の降水量が200〜400ミリを記録、最高レベル10のうちレベル8という危険レベルの降雨警報が「南アフリカ気象局(SAWS)」から発出された。川が氾濫し家が土砂に飲み込まれ、道が割れるという未曽有の大惨事となった。4月18日には国家緊急事態宣言が発出され、21日時点で死者数が435名と報じられるなど多くの人が希望を失うなか、奇跡の教会が登場した。

この教会は、ダーバンから30キロほど離れたところにあるウムガババ(uMgababa)という海岸沿いにある。教会の持ち主であるアグネス・ムツァリさん(Agnes Mtshali)によると、建物内には彼女や家族がいたのだが倒壊することなく30メートルほど移動したとのこと。教会の建物だけでなく、庭の木も倒れることなく一緒に移動した。現在の教会は元の位置から坂の下へ移動、主要道路があった場所を占拠しているそうだ。

大統領の声明によると、完全に倒壊した家が4000棟、避難した人は4万人以上にも及んだ。周囲は家や車が破壊されるという惨状であるにもかかわらず、この教会は形が残されていたため「神の御加護」という声もあがっている。

このエリアだけでなくダーバン一帯は壊滅的な被害を被っているが、この奇跡の教会が一部の人々にとって慰めとなっていることを願いたい。

画像は『MaMthiyane 2022年4月22日付Twitter「The eDanganya Church, in uMgababa south of Durban, shifted from its original site about 20 metres downhill.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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