弱ったイルカに乗り死なせた海水浴客の特定に連邦政府が260万円の報奨金(米)

弱ったイルカに乗り死なせた海水浴客の特定に連邦政府が260万円の報奨金(米)

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先月10日、アメリカで浜辺に打ち上げられたイルカが人間から受けた嫌がらせによって命を落とした。このイルカについて非営利団体「テキサス海洋哺乳動物ストランディングネットワーク(Texas Marine Mammal Stranding Network)」がFacebookに写真を投稿したところ多くの怒りの声があがっていたが、ついには連邦政府機関がイルカに危害を加えた人物を特定するために多額の報奨金を提供し情報を呼びかけることになった。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。


米テキサス州ブラゾリア郡にあるクインターナビーチで先月10日、弱っている雌のバンドイルカが浜辺に打ち上げられた。当時ビーチにいた海水浴客がイルカを取り囲んで海に押し戻し、一緒に泳ごうとしたり背中に乗るなどしたようだ。イルカは残念ながらレスキュー隊が到着する前に憔悴しきって息絶えてしまった。

当時、テキサスA&M大学ガルベストン校の海洋生物学者クリストファー・マーシャル氏(Christopher Marshall)は「これは決して、やってはならない実にひどい例でしょう。イルカはかなり弱っていて、その時点で人間が背中に乗るなんてかなりのストレスだったと言えます」と苦言を呈していた。

さらに同氏は「イルカは最終的に人間から受けた嫌がらせによるストレスで息絶えた」とも話していた。また「テキサス海洋哺乳動物ストランディングネットワーク」は当時、Facebookに群集に取り囲まれたイルカの写真を投稿して「このような嫌がらせ行為は、野生のイルカに過度のストレスを与えるとともにイルカに近づこうとする人にとっても危険が伴います。これは違法行為であり、有罪となった場合は罰金および懲役刑が科せられます」と綴っていた。

この問題について連邦政府の傘下にある「アメリカ海洋大気庁(NOAA)」の法執行機関が捜査に乗り出すことになった。NOAAは先月26日にイルカの死の直接的な原因となった嫌がらせをした人物の逮捕に繋がるような情報に対して、最大2万ドル(約260万円)の報奨金を提供すると発表した。現在、法執行機関対応のホットラインを設置して情報を受け付けているという。

画像は『Texas Marine Mammal Stranding Network 2022年4月12日付Facebook「The dolphin in these photos stranded alive on Quintana Beach」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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