出産のため卒業式に出席できなかった女子学生、学長が病室で卒業証書を授与(米)<動画あり>

出産のため卒業式に出席できなかった女子学生、学長が病室で卒業証書を授与(米)<動画あり>

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今月14日、米ルイジアナ州の大学に通う女子学生が卒業式当日に男児を出産した。出産を知らせるメールを受け取った学長は病院へ赴き、母親になったばかりの女子学生に病室で卒業証書を授与したという。角帽とガウンを身に纏い、生まれて間もない男児を腕に抱く女子学生の姿を学長がTwitterに投稿すると、「よく頑張った」「素晴らしい」など温かいコメントが寄せられた。『WDSU』『FOX 13 News』などが伝えている。


米ルイジアナ州ニューオーリンズ在住のジェイダ・セイレスさん(Jada Sayles)は5月14日の朝、イーストン君(Easton)という男の子を出産した。

ディラード大学(Dillard University)に通うジェイダさんはこの日、4年間の学生生活を終えて卒業式に出席する予定だった。しかし前日の夜に陣痛が始まったため、早朝に入院することになったという。

ジェイダさんは当日のことをこう振り返っている。

「当初は14日の午後5時に誘発分娩する予定だったので、卒業式が終わってから病院に向かおうと思っていました。でも前日から痛みを感じていて…。どうしても卒業式に出たかった私は『まだ産まれないから行っておいで』と言われることを期待しつつ、角帽とガウンを持って朝4時半に病院に行きました。でもその後も痛みはどんどん強くなって、あっという間に息子が誕生しました。ステージで卒業証書を受け取るはずだった私は、代わりに赤ちゃんを抱っこしていたのです。」

ジェイダさんの出産を知らせるメールを受け取った同大学のウォルター・キンブロー学長(Walter M Kimbrough)は卒業式に出席できなかった彼女のために病院に赴き、病室で卒業証書を授与することにしたという。

角帽とガウンを身に纏ったジェイダさんの腕には、生後間もないイーストン君が抱かれていた。家族が見守る中、母親になったばかりの彼女に卒業証書を授与したキンブロー学長は「これは本当に素晴らしい瞬間で、決して忘れることはないでしょう」と述べ、その様子をTwitterに投稿した。

法学部で刑事司法を専攻し学士号を取得したジェイダさんは、この瞬間に至るまでいくつもの試練があったそうでこのように明かしている。

「私は17歳までホームレスで、実は高校も(アメリカは通常4年通うところ)3年で卒業しました。なぜなら住む場所が必要だったからです。大学には寮があります。だから私は大学に行くと決めたのです。そして4年間努力した結果、卒業前の最終学期に好成績を収めることができました。それは本当に誇らしいことで、大きな成果を残すことができた自分を祝福したいと思っていました。妊娠中は座っているだけでも大変なことですから。私と同じような状況に置かれている女子学生には、子供がいてもいなくても、妊娠していてもそうでなくても大学に行くことはできるということを伝えたいです。」

そんなジェイダさんは今後、6週間ほど休養したのちに仕事を探し、最終的にはロースクールに入学する予定という。

なおこのニュースにはジェイダさんを応援する温かいコメントが多数寄せられている。

「おめでとう! 素晴らしいママだ。ずっと応援しています。」
「目標に向かって努力する姿が素敵。」
「おめでとうございます。いい大学と学長に出会えましたね。」
「なんて素晴らしいの。赤ちゃんの誕生と卒業おめでとうございます。これからも頑張って。」
「あなたのようなママがいて赤ちゃんもきっと誇らしいことでしょう。」

画像は『Jada Sayles 2022年5月16日付Instagram「I thought I was gonna walk across the stage to get my degree yesterday, instead I got my baby. 」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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