飼い始めて3週間の子犬4匹に襲われた2歳女児、耳がちぎれ重傷(米)

飼い始めて3週間の子犬4匹に襲われた2歳女児、耳がちぎれ重傷(米)

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今月3日、生後12週の子犬4匹に2歳の女児が襲われた。子犬はそれまで一度も攻撃的になったことはなかったが、女児は耳をちぎられるなど顔に重傷を負った。実は女児が襲われた背景には、注意しなければならなかったある問題があったという。『The Sun US』などが伝えた。


米カリフォルニア州に住むミシェル・ピーデンさん(Michele Peden、30)は、夫マイケルさん(Michael)との間に13歳、11歳、2歳、1歳の4人の子供がいる。

6月3日のこと、ミシェルさんは三女フェリシティちゃん(Felicity、2)の誕生日会の準備をするため、4人の子供をマイケルさんに任せて車で買い物に出かけた。ところが家を出て10分も経たないうちに、マイケルさんから「フェリシティが子犬に襲われた」という連絡を受けて慌てて病院へ向かった。

そして病院に着き、ミシェルさんは顔に深い傷を負い意識を失ってベッドに横になる娘を見て言葉を失った。フェリシティちゃんの顔は血だらけで、耳の一部は噛みちぎられていた。

フェリシティちゃんを襲ったのは飼い始めて3週間になる生後12週のミックス犬4匹で、引っ越しした友人から譲り受けていた。事故当時のマイケルさんは庭仕事をしており、上の娘2人は家の中で末っ子のダレンくん(Daryl、1)と一緒だった。家にいたはずのフェリシティちゃんはいつの間にか裏庭に出てしまい、そばには誰もいなかったのだ。

ミシェルさんは当時のことを次のように振り返る。

「子犬たちは裏庭にいた娘の耳を食べ、顔、首、上半身を襲ったのです。娘の頭全体からは犬の唾液の臭いが漂い、私は気分が悪くなり泣きたくなりました。娘は髪の一部を失っていて、傷口にはガーゼが当てられ体は包帯で巻かれていました。医師はすでに唇、首、喉を含む複数箇所を縫っており、私はその場で気絶しそうになりました。娘に何もしてやることができなかったこと、子犬が豹変するサインを見逃したことを悔やみ、自分を責めて涙が溢れました。」

「娘はその後、カリフォルニア州フレズノにある小児専門病院にヘリで搬送され、耳の形成手術を受けました。手術は3時間に及びましたが、再形成できたのは耳たぶと内耳だけでした。医師には、顔、腕、脚の筋肉が損傷を受けているため、今後も手術が必要だとも言われました。そんな娘を思い切り抱きしめてあげたかったのですが、首の怪我が酷くそれさえも叶わなかったのです。」

その後フェリシティちゃんは腎機能が低下し、一時は透析をすることも検討されたが、数日経つと顔の腫れも引き腎臓にも問題がないことが判明、事故から1週間で退院することができた。しかし今も1週間に一度は医師の診察が必要で、トラウマを乗り越えるためのセラピーを受けている。また7歳になるのを待って肋骨を切除し、新しい耳を作る予定だという。

一方でフェリシティちゃんを襲った4匹の子犬はというと、安楽死を免れて動物シェルターで訓練を受けている。

ミシェルさんは「警察は娘が子犬に襲われたと言ってもなかなか信じてはくれませんでしたが、実は4匹は娘を襲った後に互いを攻撃し、鶏舎の中にいたニワトリ15羽のうち9羽を殺したのです」と明かし、「4匹の襲撃は同胎犬シンドロームによるもの」と続けた。

『The Mirror』によると、同胎犬シンドロームとは同胎のきょうだい犬を生後10週を過ぎても一緒に育て続けた場合に起きるもので、きょうだいに依存して人に関心を示さない、攻撃的になる、分離不安症になる、トレーニングが上手くいかない、成犬になって喧嘩が絶えないなどの傾向が見られるという。

長い間アメリカン・ピット・ブル・テリアを飼っているというミシェルさんは「4匹が安楽死されなかったのは、『1匹ずつ育てれば将来同じような問題は起きないだろう』と期待してのことです。ただ訓練が上手くいかなかった場合は安楽死の可能性もあるようです」と明かすと、最後にこう語った。

「事故前に4匹が子供たちに攻撃的な態度を見せていたとしたら、フェリシティを1人にすることはありませんでした。娘の悲劇の責任は私たち夫婦にあることは十分承知していますが、娘は本当によく頑張っています。心と体の回復にはまだ時間がかかりますが、娘が時間とともにトラウマを克服できることを祈っています。また同じようなことが起こらないよう、より多くの人たちに同胎犬シンドロームについて知ってもらえたら嬉しく思います。」

画像は『The Mirror 2022年6月15日付「Mum traumatised after vicious dog attack leaves daughter’s face unrecognisable」(Image: Jam Press)』『The Sun US 2022年6月14日付「PUPPY MAULING My little girl, 2, was mutilated and almost eaten alive by our PUPPIES in horror attack ― I blamed myself」(Credit: Jam Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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