スーパーのチョコレートがドロドロに 冷房普及率3%の英国を襲った異常猛暑 呼吸は「喉にドライヤーを当てられたよう」<動画あり>

スーパーのチョコレートがドロドロに 冷房普及率3%の英国を襲った異常猛暑 呼吸は「喉にドライヤーを当てられたよう」<動画あり>

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日本が酷暑に見舞われる中、イギリスも熱波に襲われて厳しい夏を迎えている。例年であればイギリスの夏は日本と比較すると比較的涼しいためこの国の人々は猛暑に慣れておらず、これまでにない異常な暑さにより電車の線路が歪み、空港の滑走路は表面が溶けてしまい飛行機が欠航するなど各所で多数の被害が出ている。またスーパーの陳列棚では商品のチョコレートがドロドロに溶けてしまっているのだ。『Mirror』などが伝えている。


英ロンドンの夏の平均気温は16~23度であり30度近い気温になることは極めて珍しく、猛暑になったとしても数週間程度の短さで終わるという。日本と比較して過ごしやすそうなイギリスの夏だが今年は異常な気温上昇で、今月19日にはリンカンシャー州コニングスビーで40.3度に達し、2019年に記録された38.7度を上回り観測史上1位の気温となった。

この異様な暑さによりイギリス各所で様々な被害が発生しており、線路が歪んでしまい電車の運転は見合わせとなり、山火事がいたるところで発生、またロンドンのルートン空港では滑走路表面が高温で溶けて損傷してしまい飛行機は次々と欠航した。今月18日には英気象庁(Met Office)が“例外的で記録的な暑さ”と発表しており、こうした厳しい暑さに備えて電車の線路の表面を白い塗料で塗るなど対策が取られていた。しかしあまりの暑さに意味を成しておらず、線路が歪んでダイヤが大幅に乱れたためエッセンシャルワーカー以外は利用を控えるようアナウンスもされていた。

またヨークシャー州ウェークフィールド市フェザーストーンにあるディスカウントストア「B&M Store」を訪れたアリス・ナディアさん(Alice Nadia)は、店内の陳列棚で驚くべき光景を目にした。当時の様子を撮影した動画にはチョコレートの陳列棚が映っているのだが、異常な暑さのせいで未開封のチョコレートが溶けてしまい陳列棚でグニャグニャの酷い状態になっていたのだ。

細長い形をしたチョコレートはアリスさんの手の中で形を保てておらず、立てて並べられたチョコレートは首を垂れるようにして曲がっている。アリスさんは「これまで夏の暑い日にB&Mに訪れたことは何回もありますが、こんなに酷い状態は初めてです」と異常な暑さであることを明かした。

アリスさんがこの動画を自身のTikTokアカウントに投稿すると、今月21日の時点で再生回数が190万回を超えるほど大反響を呼んだ。コメント欄には「先週近くのB&Mに行ったけど、店内はまるでサウナみたいに暑かったよ。この環境で仕事ができるなんて信じられないね」など驚きの声の他に、「B&Mは毎年こうだよ」という地元民からのコメントも寄せられていた。

イギリスのエアコン普及率は低く100軒のうち約3軒しかエアコンを設置していないとも言われており、大きなスーパーや百貨店にはエアコンが設置されていることも多いが小中規模の店では扇風機などしか設置されていない場合もあるという。B&Mはディスカウントストアということもあり、「経費削減のためにエアコンを付けられないのでは?」などの意見も届いていた。

さらに日本の高温多湿の暑さとは異なり、湿度の低いイギリスでは乾燥した熱気が呼吸をする際に直接口の中に入り込み、「まるでドライヤーの熱風を喉に当てられているようだった」という道行く人の声も聞かれた。

観測史上最高気温を記録する前の今月17日も耐え難い暑さとなったロンドンでは、多くの人が涼を求め、この日が奇遇にも「インターナショナルアイスクリームディ」であったことも重なり、街中のジェラートショップでは普段バラエティ豊かに揃っているジェラートが全て売り切れる店舗も現れた。今後は雲が出てにわか雨の可能性があり、気温は落ち着き例年並みになると英気象庁は予測している。

画像1~3、5枚目は『Alice Nadia 2022年7月15日付TikTok「All the chocolate has melted at #bnm」』『LADbible 2022年7月17日付「Network Rail Are Painting Train Tracks White Ahead Of Record-Breaking UK Heatwave」』『BBC 2022年7月19日付「Heatwave: Fires blaze after UK passes 40C for first time」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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