チェスの大会中に7歳少年が対戦相手のAIロボットに指を骨折させられる(露)<動画あり>

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ロシアで今月に行われたチェスのトーナメントで、AIロボットが対戦相手の7歳の少年に怪我をさせた。少年はAIロボットに指を掴まれて骨折してしまったという。人工知能を搭載したロボットが人間を襲うという映画やドラマが現実世界で再現されたかのような出来事を『DTF』『Newsweek』などが伝えている。


ロシアのモスクワで今月に行われた国際チェス・フォーラム「モスクワ・オープン−2022」で開催中の7月19日、チェスプレイヤーの7歳少年が指を骨折する怪我をして会場が一時騒然となった。当時、少年は人工知能搭載のロボットと対戦していたが突然、ロボットが強い力で彼の指を掴み始めたのだ。

この時の様子を捉えた動画はロシアのニュースメディア『Baza』によってテレグラム(Telegram)チャンネルに公開され、多くの注目を集めている。動画にはロボットとチェス盤を挟んで座る少年の姿があり、少年はロボットに駒を取られた後、続いて自分の駒を移動させようとした。

するとロボットが予想だにしない行動に出た。少年の指を挟んでそのまま強い力で掴み続けたのだ。少年は指を離そうと抵抗するもその場から動けずにいた。慌てて周りの大人たちが助けに入り、少年の指はロボットに挟まれてから20秒ほど経ったのちにようやく解放された。

しかし『Baza』によると、少年の指は傷ができて骨折していたとのことだ。モスクワ・チェス連盟の副会長を務めるセルゲイ・スマジン氏(Sergei Smagin)は、事故が起きた原因は少年がロボットの行動を待たずに自分の駒を動かしてしまったことによる誤作動だったと示唆しており、次のようにも語った。

「少年は大丈夫です。早く回復するために現在は指にギプスをつけています。少年は安全上のルールに明らかに違反しました。ロボットの動きが終わるのを待ってから手を動かすべきだったのです。これは私が知る限りで非常に稀なケースです。」

ちなみに怪我をした少年はクリストファー君(Christopher)という名前で、ロシア国内で9歳以下の部門でトップ30に入る天才チェスプレイヤーだという。そしてロボットは少年と対戦する前に別のプレイヤーとすでに3試合対戦しているが、何の問題もなかったそうだ。

またスマジン氏はメディアのインタビューに応じ、「あくまでも偶発的なものだった」として「ロボットは間違いなく安全だ」と強調している。今後ロボットは処分されることはないようだが、保護システムなどの機能を搭載する必要があるそうだ。

画像は『DTF 2022年7月21日付「Робот-шахматист сломал палец семилетнему ребёнку на турнире в Москве ― мальчик доигрывал в гипсе」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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