風力発電機に雷が直撃 黒煙と炎を上げながらも回転を続ける(米)<動画あり>

風力発電機に雷が直撃 黒煙と炎を上げながらも回転を続ける(米)<動画あり>

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米テキサス州北部にある集合型風力発電所で今月22日午後、複数ある風力発電機の1基に雷が落ちた。被害を受けた風力発電機は炎と煙を上げながらも回転を続けており、その様子を捉えた動画がネット上で注目を集めている。『FOX 10 Phoenix』などが伝えた。


米テキサス州フォード郡クローウェルの集合型風力発電所で撮影された動画には、3枚ある「ブレード」と呼ばれる羽根のうちの1枚の先端が燃えて赤い炎が確認できる。この風力発電機は燃えながらも稼働を続けており、ブレードの先端から吐き出される煙が風力発電機の後ろにいくつも円を描いている。

その延焼は止まることなく進み、炎が長いブレードの中心近くにまで迫ると次第に動きが鈍くなってきた。さらに中心に向かって燃え広がると激しい黒煙が発生し、ブレードが千切れるようにして地面に落下する様子も映っていた。この風力発電機の増速機(gearbox)には800ガロン(約3028リットル)の油が、地上部分にある変圧器には1300ガロン(約4921リットル)もの鉱物油があったと推測されており、これらが燃えたことにより真っ黒な煙が上がった。

この日、同地域では気象レーダーが多くの落雷を感知していたと報道されており、近くにいた人が風力発電機に雷が落ちた瞬間を目撃していた。落雷してから約5分後に炎が上がって燃え始めたという。

現場には地元のボランティア消防隊「Crowell Volunteer Fire Department」が通報を受けて駆けつけたが、ペリー・ショウ隊長(Perry Shaw)は「私たちにはこのような火災に対応できる設備がありませんので、ほとんど消火活動ができませんでした。風力発電所と共同で消火訓練を行っていましたが、あの状況で近づくのは安全ではありません。今回は火災に巻き込まれた人がいなかったので、ただ火の勢いに任せていました」と火災を目の前に何もできなかったと明かした。

再生可能エネルギーの開発事業を行い、同風力発電所の運営会社である「Innergex Renewable Energy」は全職員が無事に避難できて負傷者はいないと明かしており、風力発電機は139基あったが火災が起きたのは1基のみであったこと公表している。

なおこの動画を見た人からは「全然環境に優しくなくなっちゃったね」「グリーンエネルギーの極みだ」「まるでアートのよう」など皮肉を込めたコメントが多数寄せられている。

画像は『Mike Collier 2022年7月22日付Twitter「This is near Cromwell, OK.」』『FOX 10 Phoenix 2022年7月23日付「Watch a wind turbine disintegrate in Texas after a lightning strike」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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