「英国の鉄道運賃は高すぎる」6万円超かかる距離、LCCなど乗り継いで5400円で行けることを証明した男性<動画あり>

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今月13日、イギリス在住のある男性はサッカーの試合を観戦するため自宅から約482キロ離れた街を訪れた。男性は6万円超の電車代を節約するため、格安航空会社(LCC)のフライトなどを乗り継いで向かうことにした。その結果、出発から試合開始までに11時間ほどかかったが、交通費は約5400円で済んだという。男性は「英国の鉄道運賃がいかに高いかを証明できた」と話している。『Metro』『The Mirror』などが伝えた。


英サウスヨークシャー州ドンカスター出身のジャック・ピートさん(Jack Peat、36)は地元のサッカーチーム「ドンカスター・ローヴァーズFC(Doncaster Rovers F.C.)」の大ファンだ。

2012年にロンドンに引っ越してからもチームのためなら可能な限り応援に行くというジャックさんは、9月13日に「バローAFC(Barrow Association F.C.)」との試合を観戦するためカンブリア州バロー=イン=ファーネスを訪れる計画を立てた。

ところが往復389ポンド(約6万4000円)の電車代がかかることを知った彼は、交通費を節約するため他の手段を探すことにしたそうだ。

「私は地元チームであるドンカスター・ローヴァーズをずっと追いかけてきました。今はロンドンに住んでいますが、可能な限り彼らの試合を観に行くことにしています。9月13日にバローで開催される試合をどうしても観たかったのですが、389ポンドも払って電車で行くのは無理でした。私は以前、自著『パイの大反乱(The Great Pie Revolt)』の中で、地元の人のおすすめをもとにバローについて書いたことがあります。だから特にバローには行ってみたくて、交通費を節約できる他の方法を探そうと思ったのです。」

そう語ったジャックさんは、バローまでトラム(路面電車)と電車、飛行機を乗り継いで行くことに決めたという。

そして迎えた当日、ジャックさんは午前6時45分にベッケナム・ロードからイースト・クロイドンまで2.5ポンド(約410円)のトラムで出発した。

その後、イースト・クロイドンからガトウィック空港までの電車代に5.9ポンド(約970円)を支払い、10ポンド(約1650円)の格安航空会社「ライアンエアー」の便でアイルランドのダブリンに向かった。

そして午後1時50分、7.8ポンド(約1290円)で購入したマンチェスター行きの飛行機に乗り、マンチェスター空港からは6.5ポンド(約1070円)の電車に乗った。目的地のバローには午後3時30分、キックオフの2時間前に到着した。

約11時間にも及ぶ旅の様子をソーシャルメディアに投稿していたというジャックさん。そしてそれを見たドンカスター・ローヴァーズFCの選手たちは試合前の控室に彼を招き、感謝の気持ちを伝えたという。

ジャックさんはその時の様子をこう振り返った。

「彼らは私の旅の様子をネットで見ていたようで、試合前の控室に私を呼んでくれました。選手たちと会うのは初めてでしたし、話をするように言われて本当に興奮しました。私はこのチームを愛しています。その日は2-0でバローに負けましたが、私は勝利のために追いかけているわけではありません。」

「私がこの旅程で現地に向かったのは、英国の鉄道運賃がいかに高いかを証明するためです。移動には11時間かかりましたが、その費用は総額32.7ポンド(約5400円)でした。最後の区間は本当に長く感じましたが、キックオフの前にビールを数杯飲むことができたし、チームの選手にも会えて本当に素晴らしい一日でした。これは間違いなく価値のある旅でした。」

ちなみに英国の鉄道料金は2010年から48.9%も上昇しており、英国運輸省が2011年に発表したレポートによると、英国の鉄道料金はヨーロッパの近隣諸国に比べて約5倍にもなるそうだ。

画像は『Metro 2022年9月14日付「Football fan spent £33 on flights up north for journey that cost £389 by train」(Picture: Jack Peat / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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