6歳障害児、強盗に襲われた父親が意識を失った間に川で溺死(オーストリア)

6歳障害児、強盗に襲われた父親が意識を失った間に川で溺死(オーストリア)

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イタリアやドイツ、スイスの国境沿いに位置するアルプス地帯の一つ、オーストリアのチロル州で、障害のある6歳の男児が川に転落して死亡した。同行していた父親が何者かにビンで頭部を殴られて意識を失い、倒れている最中に起こった悲劇的な事故だった。『The Sun』『The Mirror』などが伝えている。


オーストリアのチロル州ザンクトヨハンで8月29日午前4時頃、学習障害を持つ6歳のレオン君(Leon)が川に転落して溺死した。

亡くなったレオン君は「SYNGAP1(シンギャップ ワン)」という遺伝子異常の疾患により歩行困難なほか、重度の学習障害によって言葉を話すこともできなかったという。

シンギャップ ワンは遺伝子SYNGAP1の変異や機能欠失によって起こり、知的障害、発達の遅れ、発作、言葉の遅れ、睡眠障害、運動の遅れ、筋緊張低下などの症状を合併しやすいと言われている。

普段からレオン君を落ち着かせるためにしばしば早朝の散歩に出ていたという37歳の父親(名前は公表されず)は、この日も息子をバギーに乗せてセイント・ヨハンの公園を歩いていた。

すると何者かに背後から後頭部をビンで殴られ、意識を失って倒れてしまったのだ。父親は1時間後の5時20分、地面に倒れているところを通行人に発見されて無事だったが、目を覚ました時にレオン君や乗っていたバギーの姿が見当たらなかったという。

警察によると、父親は当時のことを「目を覚ました時に何も覚えていなかったが、すぐに息子の姿を探し始めた」と話したそうだ。

その後、捜索犬、消防士、警察官およびボランティアなどが参加してレオン君の捜索にあたった結果、近くのキッツビューエラー・アチェ川の約600メートル下流でレオン君が変わり果てた姿で発見された。その遺体に暴行の痕跡はなく、死因は溺死だったという。

警察は父親が意識を失った後、混乱に陥ったレオン君が誤って川に転落したとみており、「バギーから降りて彷徨っていたレオン君が誤って川に落ち、現場から発見場所まで流されたのでしょう」「結果的に犯人は父親の財布と携帯電話を奪って、どこかに逃げ去ったようです」と明かしている。

しかしその後、父親の携帯電話および財布が現場からほど遠くない場所で見つかり、警察は不審に思ったようだ。

父親は病院に搬送されて傷の手当のほか精神的治療を受けており、警察では父親の回復を待って事情聴取を行うという。

画像は『The Mirror 2022年8月30日付「Boy, 6, drowns in river after dad bottled and knocked unconscious during robbery」(Image: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

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