子供の航空券を購入していなかった夫婦、空港に息子を置き去りにして搭乗口へ(イスラエル)<動画あり>
2023年02月04日 22時00分TechInsight

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このほどイスラエルの空港で、ベビーカーに乗せられたままの乳児が両親によってチェックインカウンターに置き去りにされてしまった。この子の両親は子供の航空券を購入していなかったという。米メディア『New York Post』などが伝えている。
イスラエル、テルアビブのベン・グリオン国際空港で現地時間1月31日、子供を空港に置き去りにしたとして夫婦が逮捕された。夫婦はベルギーのパスポートを所持しており、当時幼い息子を連れて格安航空会社「ライアンエアー」のフライトでベルギーの首都ブリュッセルに向かう予定だった。
ライアンエアーの規定によると、2歳以下の子供は大人と同じ正規料金で座席を購入するか、25ポンド(約3950円)の料金で大人の膝の上に乗せて搭乗できるという。ところが夫婦は息子のチケットを購入していなかったようだ。
さらに夫婦は空港に遅れて到着したため、チェックインカウンターが既に閉まっており、息子のためにチケットの購入ができない状態だった。そのため夫婦はチェックインカウンターの職員から搭乗が許可されなかったようだ。しかし夫婦は、ベビーカーに乗せたままの息子をチェックインカウンターに置き去りにし、出発ゲートのある出国保安検査場に向かってしまったという。
幸いにもすぐにベビーカーに気づいた空港職員が警察に通報し、保安検査場へ連絡を入れたことで乳児を置き去りにした夫婦はすぐに身柄が拘束された。結局夫婦と乳児はその日、飛行機に乗れずイスラエルに残ることとなったようだ。当時空港にいたライアンエアーのマネージャーはメディアのインタビューに応じ、このように語っている。
「スタッフ全員がショックを受けています。このような事態は今回が初めてです。私たちは目の前で起きたことを信じることができませんでした。」
今回、飛行機に搭乗するために我が子をいとも簡単に置き去りにした非道な夫婦だが、一方でアメリカでは先月、空港で迷子になった我が子を必死に捜し続けた母親がいた。だが母親は子供が見つからないことから怒り出し、空港内を大声で叫び、カウンターの機器を破壊するなどして警察に逮捕されていた。
画像は『New York Post 2023年2月1日付「Baby abandoned at Tel Aviv airport as parents attempted to board flight: officials」(CEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)