マスク不足深刻化の中国で、500枚を警察署に置いて立ち去った男性<動画あり>

マスク不足深刻化の中国で、500枚を警察署に置いて立ち去った男性<動画あり>

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中国では新型コロナウイルスから身を守るためのマスクが品薄状態にあり、マスクを補充しても値段を釣り上げるという悪質な店まで出てきている。そのような状況のなか、日々市民のために働く警察官にマスクを無償で提供した男性が人々の心を温かくしているようだ。

今月27日の午後、安徽省六安市にある警察署に突如現れた心優しい男性の一連の行動を同署の監視カメラが捉えていた。そこにはマスク10箱(500枚)を両手に抱えて、警察署の正面玄関から入って行く若い男性の姿があった。男性はそのまま同署の中まで入り、カウンターの上にマスクの箱を全部置いた。

カウンターの向こう側に座っていた2人の警察官が一瞬驚いて身を引く様子が見られるが、男性は「お仕事お疲れ様です」と一声かけて、箱を置いたまま足早に去っていったのだ。

すぐにその箱がマスクだと気づいた警察官は、お礼を述べるために男性の後を追った。しかし男性は小走りで去っていき、追いかけてきた警察官に軽く手を振り、どこかへ行ってしまった。あっという間の出来事に唖然とする2人の警察官だったが、男性が去った方向を見ながら姿勢を正して敬礼していた。

この監視カメラの映像はSNSに投稿され、人々からは次のような声があがっている。

「中国だけでなく近隣諸国もマスクの値段を釣り上げる店が多い中、この男性は本当に心温かい人だ。」
「中国政府はどうかと思うけど、中国人のなかには結構優しい人も多いんだよね。」
「アピールするんじゃなくて匿名でするところがいい!」

このたびの親切な男性は監視カメラがその姿を捉えているものの、彼自身もマスクをしていたため顔を確認することができなかったようだ。同署のある安徽省は、新型コロナウイルスが発生した武漢市がある湖北省のすぐ東隣に位置するため、マスクを入手するには困難な地域だったに違いない。ちなみに男性が寄付したマスクは、日本製の使い捨てマスクだったという。

画像は『South China Morning Post 2020年1月30日付「China coronavirus: Chinese man ‘flees’ after leaving face masks for police officers」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)