「外に出るな」新型コロナウイルス感染の疑いがある家の戸に板や鉄の棒(中国)

「外に出るな」新型コロナウイルス感染の疑いがある家の戸に板や鉄の棒(中国)

「外に出るな」新型コロナウイルス感染の疑いがある家の戸に板や鉄の棒(中国)の画像


米国政府が出資する『自由?洲?台(RFA)』が先月29日、武漢市から北に約1000キロ離れた河北省廊坊市で撮影されたと思われる写真と動画を公開した。

動画では、ある家の前にマスクをした大勢の男たちがやってきて、持ってきた板を家の戸に打ち付けている。またその家の玄関横の壁には赤い紙が貼られ、そこには「この家は武漢市から帰宅した人が住んでいる。近づくな」と書かれている。

RFAによると、これは廊坊市の公安局が新型コロナウイルスの拡散を恐れて実施した軟禁措置で、感染の恐れがある人を14日間隔離するものだという。ただこの軟禁措置は廊坊市以外でも数か所で確認されており、まだ春節の張り紙が残る玄関の戸を鉄の棒やチェーンで塞ぎ、鍵をかけている写真もSNS上で出回っている。

地方の村や市を中心に行われているこうした措置は、感染の危険がある人との接触を極力防ぐための苦肉の策だろうが、SNSには「非常に野蛮で無知なやり方」「暴走」「隔離して、死ぬまで待つのか」「政府の初動対応が遅すぎた」「行き過ぎ」「14日分の食料を与えて隔離してるんだよね? そうでなかったら無謀だよ」「隔離することは大切だけど、やり方ってものがあるはず」「これじゃ、陽性でも治療は受けられないよね」といった批判的なコメントが多数見受けられる。

なお中国国家衛生健康委員会(NHC)は、日本時間2月3日午前9時の時点で新型コロナウイルスの感染者数は17,385人、死者数361人と発表しているが、英インペリアル・カレッジのニール・ファーガソン教授は1月26日付の『The Guardian』で「感染者数はすでに10万人に達しているだろう」と述べていた。公表されている感染者数は果たして正確なのか、中国国内の感染者の拡大にはいつ歯止めがかかるのか、世界中が注目しているといっても過言ではない。

画像は『自由?洲?台 2020年1月29日付「湖北广?等多地成重?区 病床不足患者家?被封死」』『Metro 2020年2月2日付「Wuhan woman screams as Chinese authorities barricade her inside own home」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)