まるで『ライオン・キング』のワンシーン ライオンの赤ちゃんを抱く野生ヒヒ(南ア)<動画あり>

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南アフリカ共和国北東部にあるクルーガー国立公園は、多くの野生動物が生息するアフリカ有数の広大な鳥獣保護区である。そこでサファリガイドをしているカート・シュルツさん(Kurt Schultz、43)が撮影した、ヒヒとライオンの赤ちゃんの映像が話題になっている。

カートさんは今月1日にミーティングのためクルーガー国立公園を訪れたが、早めに来て野生動物の撮影を楽しんでいた。そこで不意に現れたヒヒにカートさんは目が釘付けとなった。木の上でくつろいでいるヒヒが、両手にライオンの赤ちゃんを抱いていたのだ。

カートさんはヒヒがまだ無力なライオンの赤ちゃんを殺そうとしているのでは―と一瞬、肝を冷やしたが、ヒヒはあたかも我が子のように大事にライオンの赤ちゃんを抱き、毛づくろいまでしていた。

しかもこのヒヒは雌だと思っていたカートさんだったが、のちに若い雄だということが分かり、さらに驚いたという。カートさんは当時のことをこのように振り返っている。

「そのヒヒはまるで赤ちゃんヒヒを世話するかのようにライオンの赤ちゃんの毛づくろいをし、木の枝から枝へと抱いたまま移動していました。雄のヒヒも毛づくろいはしますが、雌のヒヒが子供にするのと同じように見えました。」

「アフリカの南部や東部をガイドして20年になりますが、ヒヒがヒョウの赤ちゃんを惨たらしく殺しているのを目にしたことがあり、ライオンの赤ちゃんがヒヒに殺されるということも耳にしていました。しかし今回のように、ヒヒがライオンの赤ちゃんを世話する姿は初めて見ました。」

カートさんが捉えた映像は、ヒヒとライオンの赤ちゃんが映画『ライオン・キング』のラフィキとシンバを彷彿させるとあって、次のようなコメントがあがっている。

「このヒヒはライオン・キングに触発されたのかもね」
「これは驚いた。ヒヒは自分がラフィキだと思っているのかもね」
「ディズニーがライオン・キングの著作権のことでヒヒを訴えるんじゃない?」

しかし人々が「ライオン・キングのようだ」と微笑ましく思う反面、カートさんは「このライオンの赤ちゃんがヒヒの群れの中に連れて行かれた場合、その場で殺されてしまうだろう」と話している。

さらにカートさんは「自然界で起きていることのほとんどが残酷なものであり、捕食者であっても子供であれば生存していくのは簡単ではありません。しかしながらこのライオンの子供は、成長するに連れて今度はヒヒの脅威となるのです」と自然界の厳しさを語った。

画像は『The Sun 2020年2月3日付「LIFE APES ART Baboon recreates iconic Simba scene from The Lion King by grabbing a cub from a tree and holding it aloft」(Credit: www.kurtsafari.com/ Magnus News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)