北朝鮮の政府職員、新型コロナウイルス検疫中に当局が射殺か

北朝鮮の政府職員、新型コロナウイルス検疫中に当局が射殺か

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韓国メディアの『東亜日報』が今月13日、北朝鮮の情報筋をもとにして伝えたところによると、北朝鮮・羅先特別市の検疫施設に隔離されていた政府職員が、当局によって射殺されたという。この職員は通商業務に携わっており中国を訪問して帰国した後、新型コロナウイルスの感染予防措置として検疫を受けていたようだ。

しかしこの職員は今月初め頃、検疫施設をこっそり抜け出して公衆浴場へ行ったことが判明し、当局によって逮捕され即射殺されたもようだ。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、新型コロナウイルスの検疫施設から許可無しで外に出た者に対しては「軍事法の規定」による措置を取ることを宣言している。これにより今回射殺されたとみられる職員の他にも、国家安全保障局の職員が旅行で中国を訪れたことを隠していたために降格させられ、農場の仕事に就くことになったようだ。

また『東亜日報』によると、北朝鮮は先月末に中国やロシアとの国境を封鎖しているが、それ以前に中国を訪れていたり、中国人と接触した国民に対しても検疫や隔離、観察を強化しているとのことだ。

これまでに同国は国連食糧農業機関(FAO)に対して「新型コロナウイルスの症例はゼロ」と報告していたが、FAOのビル・マンダール氏(Bir Mandal)は「その主張に我々は疑いを持っている」と韓国メディアのインタビューで明かしており、米ワシントンD.C.に拠点を置く国益研究所「センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレスト」の韓国担当局長ハリー・カジャニス氏(Harry Kazianis)も『Fox News』に次のように語っている。

「北朝鮮が新型コロナウイルスの影響を受けていないということはあり得ない。彼らは弱点を見せたくない、あるいは政治体制に脅威が及ぶことを懸念して明らかに嘘をついていると言えます。」

「金正恩政権を維持するために、北朝鮮と中国との国境には違法な取引のための多くの抜け穴があることを考えると、新型コロナウイルスが北朝鮮に影響を及ぼしていることは明白です。」

北朝鮮は国連の推定によると、人口の約40パーセントが栄養不足で苦しんでいるという。そのため世界保健機関(WHO)の元プロジェクトマネージャーであるナギ・シャフィック氏(Nagi Shafik)は「免疫力の低い多くの国民はウイルスに感染しやすい」として懸念を示した。

画像は『東亜日報 2020年2月13日付「“??? ???? ??? 北??, ?? ????? ??? ??”」(?? ????=??1)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)