ロックダウンでフラミンゴの飛来数が昨年比25%増加 ピンクに染まるムンバイ(印)

インド全土でロックダウン 水や空気が綺麗になりフラミンゴの飛来数が昨年比25%増加

記事まとめ

  • インド・ムンバイの入り江には、毎年10月から3月にかけ多数のフラミンゴがやってくる
  • インド全土でロックダウンが行われ、昨年の飛来数を25%も上回る15万羽に達したそう
  • 封鎖により水や空気が綺麗になり、餌となる藻の質が改善したことなどが影響したという

ロックダウンでフラミンゴの飛来数が昨年比25%増加 ピンクに染まるムンバイ(印)

ロックダウンでフラミンゴの飛来数が昨年比25%増加 ピンクに染まるムンバイ(印)

ロックダウンでフラミンゴの飛来数が昨年比25%増加 ピンクに染まるムンバイ(印)の画像

インド・マハーラーシュトラ州西海岸に位置する大都市ムンバイの入り江には、毎年10月から3月にかけて多数のフラミンゴがやってくる。もともと“フラミンゴの聖域”として知られるこの地域だが、今年は飛来数が急増しているのだという。


インド全土で先月25日から始まったロックダウン(都市封鎖)により、13億6千万人超が暮らすインドの都市では様々な変化が起きている。今月初旬には北部パンジャブ州ジャランダールなどの都市から約30年ぶりにヒマラヤ山脈を仰ぎ見ることが可能になり注目を集めたばかりだが、ムンバイの入り江では例年を上回る数のフラミンゴが確認されているようだ。

『CN Traveller』によると、フラミンゴは10月から3月頃にムンバイに飛来し6月には再び旅に出る。ムンバイにやってくる大多数がインド北西部グジャラート州に広がるカッチ大湿地(Rann of Kutch)やラジャスタン州のサンバール・レイク(Sambhar Lake)から移動してくるが、パキスタン、アフガニスタン、イラン、イスラエルなどからやってくる群れもあるという。

フラミンゴの大群が見られるのは、ムンバイ中心部からムンバイ湾を挟んで東側に位置する“ナビ・ムンバイ・クリーク”だが、今年は飛来数が例年よりも多く、ムンバイ北のパンジュ島(Panju Island)、ターネクリーク(Thane Creek)、バサイ(Vasai)など他の入り江でも群れが確認されている。

「ボンベイ自然史協会」によると、昨年のフラミンゴの飛来数は12万羽だったが、今年は2月の時点で10万羽が飛来、4月第1週目には昨年の飛来数を25%も上回る15万羽に達したそうだ。そのためSNSには4月中旬ごろからフラミンゴの群れを捉えた写真が多数投稿されており、「まるで映画のよう」「ピンクの花が咲き乱れているようで美しい」「幻想的」「人間の活動が止まった結果」「これぞ自然の逞しさ」「すごい数」といったコメントがあがっている。

インドのロックダウンは、今月14日に5月3日まで延長されることが発表されている。フラミンゴの数が急増した背景には、カッチ大湿地での保護活動などに加え、ロックダウンにより水や空気がきれいになったこと、メインの餌となる藻の質が改善したことなどが影響しているとされ、ムンバイ地域住民でさえ「これほどの大群を見たのは初めて」と驚きを隠せない様子だという。

画像は『CN Traveller 2020年4月20日付「Thousands of flamingos are painting Navi Mumbai pink」(Photo: Hindustan Times / Contributor)』『Sanjivrao Katakam 2020年4月23日付Twitter「Flamingos back in Mumbai creek.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)