重度の火傷を負った子猫 “生命力”を信じた必死のケアで奇跡的に回復(英)<動画あり>

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英ダービーシャー州で先月中旬、重度の火傷を負った子猫が保護された。獣医や看護師は安楽死させることも考えたが、子猫の“生命力”を信じて必死にケアを続けた。そしてそれに応えるかのように、子猫は奇跡的な回復をみせている。心温まるニュースを『Derbyshire Live』『Metro』などが伝えた。


英ダービーシャー州の路上で先月16日、顔や身体に重度の火傷を負ったオスの子猫が保護された。子猫は顔と足の皮膚が酷く焼け、被毛は黒く焦げて瀕死の状態だった。

子猫を見つけたのは警察官で、すぐに同州ダービーにある動物病院「ブライド・ヴェテリナリー・センター(Pride Veterinary Centre)」へと連れて行った。

子猫を託された動物看護師のジェニー・グレトンさん(Jenni Gretton、32)は「子猫が親離れするのは生後8週ほどですが、その子は生後7週くらいでした。私たちはその小さな子猫に“ファイヤー・キャット(Fire Cat)”と名付けました」と明かすと、こう続けた。

「ファイヤー・キャットの髭は燃え尽き、足の爪の一部は燃え落ち、顔の火傷は重症でした。私は13年も看護師をしていますが、これほど酷い火傷を負いながら生きているケースを見たのは初めてでした。『治療してももたないかもしれない。痛みから解放させてあげたほうがいいのでは…』と安楽死させることも考えましたが、ファイヤー・キャットは必死に生きようとしているように見えました。私たちは感染症や死の危険もあることを十分承知のうえで『この子にかけてみよう。もう一度チャンスを与えてみよう』と、痛み止めを使用して治療を継続することを決めたのです。」

「ただし治療はファイヤー・キャットにとって決して楽ではありませんでした。特に目の周りの火傷が酷く、呼吸もつらそうで、相当な痛みに耐えているのがわかりました。私たちは最初の数日間は24時間体制で監視し、焼け爛れた脚には包帯を巻き、煙を大量に吸っていたので酸素を与えました。また肌が乾燥しないように保湿剤を塗ってケアを続け、なんとか危機を脱したのです。」

こうして容態が安定したファイヤー・キャットだが引き取り手がなく、ジェニーさんが自宅に連れ帰ってケアを続けた。そして2、3日すると残っていた被毛が抜け始め、顔の皮膚が剥がれ落ち、焦げてしまった耳の先や尻尾の先がポロリと落ちた。

ジェニーさんは引き取ってから約1か月後のインタビューで、ファイヤー・キャットについて次のように話している。

「火傷の痕はまだ残っていますが、確実に回復しているようです。自宅では皮膚を清潔に保つように心がけ、保湿剤を一日数回は塗ってあげています。ファイヤー・キャットは我が家で飼っている2匹の犬とも仲良しで、最近はよく一緒に遊んでいます。それに2歳の息子がとても可愛がっているんですよ。楽しそうにしている姿に、『諦めないで本当に良かった』とつくづく思います。」

なおファイヤー・キャットは今後、目の手術が必要とのことで、ジェニーさんは今月20日にクラウドファンディングサイト「GoFundMe」にページを開設した。サイトには「諦めないでケアしてくれて良かった。ありがとう」「なんて逞しい子猫なの! 生命力がすごい」「応援しているよ」「愛がいっぱいで嬉しい」といった温かいメッセージが届いており、最初の数時間で目標額の2000ポンド(約27万円)を集めている。

ちなみに火傷の原因だが、ジェニーさんは「いたずらの可能性は低いと思っています。きっと焚き火か何かに近づいたのでしょう。子猫は何にでも興味を示しますからね。危険であることを知らずに近づいて、火傷をしてしまったのだと思いますよ」と述べている。

画像は『firecat_2020 2020年9月26日付Instagram「Healing is a process.」「I have been burnt but i will recover!」、2020年10月16日付Instagram「Good morning!」、2020年10月2日付Instagram「Had a good couple days for healing.」、2020年9月28日付Instagram「Today, we play」』『Metro 2020年10月25日付「Adorable kitten who suffered horrific burns to his face makes miracle recovery」(Picture: Jenni Gretom)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)