「狼男」と呼ばれる男性、全身の95%以上に毛が生えるも「僕は幸せ」(米)<動画あり>

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身体に過剰に毛が生える「多毛症」は、これまで確認されている例が100件にも満たない非常に稀な疾患だ。このたび「先天性多毛症」で身体の95%以上を毛に覆われている男性がメディアのインタビューに応じ、これまでの人生や現在の暮らしについて語った。『Barcroft TV』などが伝えた。


米カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡在住のゲイブリエル・ラモス=ゴメスさん(Gabriel Ramos-Gomez、42)は、身体に過剰に毛が生える多毛症(狼男症候群)を患っている。ゲイブリエルさんの場合、全身の95%以上に毛が生えており、特に毛が集中している顔は2週間に一度は剃らなければならない。

実はメキシコ出身のゲイブリエルさんの家族(ラモス=ゴメス一家)は30人以上が多毛症で、2000年2月には「多毛症の大家族」としてギネス世界記録に登録された。一家のような先天性多毛症はX染色体に何らかの異常があるとされ、多毛症遺伝子を持つ女性は50%の確率で子に遺伝し、男性に比べると体毛の色も薄く軽度という。また男性がこの遺伝子を持つ場合は、娘には遺伝するが息子に遺伝することはないそうだ。

ゲイブリエルさんは「弟も同じ多毛症でね。僕たちは16歳の時に、先に働き始めていた従兄とともにサーカスで働き始めたんだ。トランポリン、空中ブランコなどを披露する『狼男(Wolf Man)』と呼ばれていたんだよ」と当時を振り返る。

ゲイブリエルさんの従兄は、サーカス時代のことを「食事に困ることはなかったしお金ももらえた。でも一つだけ嫌だったのは街に出られなかったことだよ。僕らは見世物だったから、街を歩くことは許されなかったんだ」と明かしており、ゲイブリエルさんは「サーカスはもう辞めたよ。当時のメンバーに連絡を取っても返事もないしね。でもいいんだ。私は自分のことが好きだからね」と語る。

「子供の頃は毛を引っ張られたり、からかわれたりといじめを受けた。今でも『あなた“リアル”なの?』と聞かれる」というゲイブリエルさんだが、サーカスで働いた後は“ラリー・ゴメス(Larry Gomes)”という名前で映画やショーに出演した。ラリーの名は、1941年の映画『狼男』の主人公からとったもので、外見を売りにかなりのお金を稼いだという。

そんなゲイブリエルさんの私生活はというと、2001年から2007年まで結婚していた前妻との間に18歳の息子が1人、2016年に再婚したアリシアさん(Alicia)との間にも息子が1人おり、2人とも多毛症ではない。

結婚して4年になるアリシアさんとの生活は幸せいっぱいのようで、アリシアさんは「彼とは14年ほど前に出会ったの。私が借りていた家に、部屋を探していたゲイブリエルが住み始めたことがきっかけね」と明かし、「彼が多毛症であることは全く気にならないわ。だってゲイブリエルはいい人だもの。いい夫であり、いい父親であり、いい兄なのよ」と素直な気持ちを述べている。一方のゲイブリエルさんも「結婚4年になるけど、僕たちは愛し合っているんだ」とストレートに語った。

ゲイブリエルさんは約10年前から大型エアー遊具などの貸し出し事業をしており、「ファミリービジネスは好調でね。とても忙しいんだ」と嬉しそうだ。また昨年始めたTikTokはフォロワー数が32000人を超えており、「幼い頃は多毛症が嫌だったけど、人はそれぞれだからね。今は“フリーク(変人)”って呼ばれたって平気さ。だって僕はとても幸せだから」と明かした。

ちなみにゲイブリエルさんの動画を見た人たちからは「大切なのは中身よ。あなたを理解してくれる素敵な家族がいて良かった」「自分のことが好きだと言えるって、素晴らしい」「苦労したと思うけど、愛を見つけたね」「応援するよ」といった温かいメッセージが届いている。

画像は『Love Don’t Judge 2021年2月8日付Facebook「‘Wolf Man’ Is 95% Covered In Hair」』『Guinness World Records 2000年2月1日付「Largest hairy family」』『Larry Gabriel Gomez 2015年8月30日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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