レース鳩を狙う誘拐犯6人逮捕 その価値370万円のサラブレッド鳩を保護(台湾)

レース鳩を狙う誘拐犯6人逮捕 その価値370万円のサラブレッド鳩を保護(台湾)

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台湾・台北市でこのほど、レース鳩を誘拐し身代金を要求していた男ら6人が逮捕された。保護された鳩の中には100万元(約370万円)の価値がある「サラブレッド鳩」もいたという。『自由時報』が伝えた。


毎春恒例の鳩レースを間近に控えた台湾では、レース鳩を狙う犯罪グループの動きが活発になっていた。台北市警察では対策チームを設置し数か月前から捜査を開始、金山地区の暴力団幹部の男が主犯であることを突き止めていた。男らは鳩レースに使われるコースに網を張って鳩を捕まえ、飼い主に身代金を要求していたという。

犯罪グループは網を張る者、罠にかかった鳩を捕まえる者、運搬する者、恐喝する者、金の受け取りをする者と明確に役割を分担していたが、このほど台北市警察は金山地区、板橋地区など異なる地点で主犯の男を含む6人を逮捕し、所持していた携帯電話や違法薬物を押収した。

初期の調べによれば、被害者は少なくとも50人以上いると見られていた。主犯の男は鳩レースに使われるコースを熟知しており、基隆市や新北市の金山地区、萬里地区、陽明山一帯に鳩の捕獲網を大量に仕掛け、網にかかった鳩を捕まえては、飼い主に身代金を要求していた。身代金の額は5,000元〜10万元(約1万8,000円〜37万円)だったという。

飼い主が身代金の支払いを拒むと、主犯の男は手下を使って鳩を痛めつけた。羽をむしり、脚を折り、傷ついた鳩を空に放って飼い主のもとへ帰らせており、陽明山に仕掛けられていた捕獲現場は鳩の羽や血で覆われ、死骸が散乱していたという。身代金の要求に応じた飼い主もおり、男らは約8か月間で100万元(約370万円)以上を稼いでいた。

警察が保護した二十数羽のレース鳩の中には、「レース鳩年鑑」に掲載されたことがある“サラブレッド”もいた。中国語で「荷蘭巨砲」と呼ばれるオランダのヴィレム・ドブルイン系の鳩で、その価値は100万元(約370万円)とのことだ。

警察は男らを組織犯罪防止条例違反及び恐喝、窃盗、違法薬物所持の容疑で送検した。

画像は『自由時報 2021年2月9日付「身價百萬賽鴿「荷蘭巨砲」落難 警營救「肉票」逮6人送?」(記者劉慶侯翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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